一般的に折りたたみスマートフォンは、比較的安価な縦折り型でも1,000ドル(約149,900円)前後の価格で販売されています。
しかしサムスンを含む多数のメーカーが、それよりも更に安価な、廉価版の折りたたみスマートフォンを計画している噂が浮上しています。
廉価版で折りたたみ市場拡大に期待
著名リーカーのRevegnus氏(X:@Tech_Reve)によると、ファーウェイは735ドル(約110,200円)以下の廉価版縦折りスマートフォンを計画中とのこと。さらに、サムスンはこれに対抗する可能性があるとも発言しています。
昨年より廉価版の折りたたみGalaxyが計画されている噂は報道されており、過去に本サイトでも取り上げています。
計画そのものは以前から存在していたと思われますが、他社が先んじてリリースすることにより、より具体的に動き出したり、計画を早めたりする可能性は十分にありそうです。
どこがコストカットされる?
折りたたみスマートフォンは一般的なスマートフォンよりも複雑な機構を有しているため、価格を抑えることは非常に難しいと予想されます。
折りたたみのヒンジ部分はもちろんのこと、特殊な材質を用いたディスプレイは特にコストがかかるでしょう。
現状この折りたたみGalaxyは存在すら明らかになっていませんが、コストを抑えるということを主軸に考えると、以下のことが想定されます。
なお、これらは全て筆者の予想であり、リーク情報に基づくものではありません。
- 型落ちのハイエンドプロセッサ、またはミドルクラスのプロセッサを搭載
- メインディスプレイにポリイミド樹脂を採用
- 旧世代のヒンジを採用
まずプロセッサについては、最新ハイエンドではなく、型落ちハイエンドやミドルクラスなどといったような、安価なものが搭載されるでしょう。FEと名の付いたモデルになる場合は1年~2年落ちのハイエンドプロセッサが、Aシリーズとして登場する場合はミドルクラスのプロセッサが搭載されそうです。
また現在、多くの折りたたみスマートフォンは、メインディスプレイのフィルムにUTG(超薄型ガラス)を採用しています。しかしコストを下げることが主目的であれば、UTGではなく、Galaxy Foldなどの旧世代で使われていたフッ化ポリイミド樹脂を採用する可能性もあるでしょう。
ヒンジ部分も同じくコスト面で有利になる場合、旧世代の機構を採用する可能性があります。そうなればピッタリ折りたたむことができない形状となるため、ピッタリたためる新世代Galaxy Zシリーズとの差別化ポイントになりそうです。
UTGとのコスト差は不明ですが、もしコスト面で有利ならば、過去に実績があることも相まって、敢えて採用されるかもしれません。
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画像:Samsung
参考
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