2022年のサムスン主力フラグシップであるGalaxy S22シリーズ。
少なくともこの最上位モデルで対応バンドが新しく追加されたことを実機で確認しました。
700MHz帯5Gに対応
2022年8月のアップデート(ビルド番号:S9080ZHU2AVG6)が利用可能になりましたが、このアップデートを適用すると、700MHz帯の5G(n28)が利用できるようになります。
ちなみに香港では2021年に700MHz帯の割り当てが行われており、現地の通信事業者で同周波数を5G向けに利用されることが確実視されていました。そんな中2022年6月30日より、3香港で700MHz帯の運用が開始されたようです。
これによりn28対応の準備工事が行われていた、一部の香港版Galaxyも同バンドの有効化が順次行われるとみられます。
つまりS22 Ultraだけでなく、他の比較的新しいGalaxyでもn28が利用できるようになるでしょう。
また今後発表される香港版Galaxyは、工場出荷時点でn28が利用できるようになると考えられます。
利用できる5Gエリアが拡大
NRバンドであるn28は日本でも利用されています。執筆時点ではauとソフトバンクで実際に運用が行われており、また今後ドコモでも本格的に運用が開始されます。
この周波数は高速通信こそ期待できないものの、周波数が低いため屋内などにも浸透しやすい性質があります。よって4Gにおける”プラチナバンド”のように、5Gエリアの確保や5G通信の品質確保には欠かせないものとなっています。
このアップデートにより、香港版Galaxyはさらに日本で利用しやすくなるでしょう。
なお本機種でこのアップデートを適用すると、au回線において5Gエリアのほとんどで5G通信を利用できるようになります。
またソフトバンク回線は今まで5G通信が一切利用できませんでしたが、n28に限って利用できるようになります。
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参考
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