Exynos 1480(仮称)とみられるプロセッサを搭載したデバイスがGeekbenchに登場しました。
またこのプロセッサはAMD GPUを搭載するとSamMobileが報じています。
CPUスコアはやや向上
S5E8845という名称のプロセッサを搭載したデバイスがGeekbench Browserに登場しました。このプロセッサは8コアCPUを搭載し、うち4コアが2.75GHz、残りの4コアが2.05GHzで動作します。
このプロセッサは型番規則に当てはめるとExynos 1480であるとされ、Galaxy A55(仮称)をはじめとしたサムスンのミドルクラス製品に搭載される見込みです。
商用機のベンチマークスコアではありませんが、このAndroid 14で動作するプロタイプ製品におけるGeekbench 5のスコアは、概ねシングルが870点前後、マルチが2750点前後という結果になるようです。
先代となるExynos 1380を搭載したGalaxy A54では、シングルが750点前後、2700点前後であることから、現段階でいずれにおいてもやや性能が向上していると言えます。
ただし、マルチコアの性能向上がほぼないか僅かであること、プロトタイプ製品でのベンチマークであることを考えると、今後商品化されるにあたり調整が入る(≒ベンチマークスコアが向上する)可能性はありそうです。
GPUにXclipse 530を採用
また、このプロセッサが搭載するGPUの名称はXclipce 530であることも判明しています。
XclipceはAMDアーキテクチャに基づくGPUに名付けられるブランドです。これはハイエンド製品のExynos 2200(Xclipce 920)で搭載実績がありますが、ミドルクラスにもこれが波及するようです。
ただし、このXclipce 530がレイトレーシングに対応するかは現時点で不明です。ミドルクラスの立ち位置であることを考えると、その可能性は低いと筆者は考えています。
順当にいけば2024年の春頃に発表されるGalaxy A55が、Exynos 1480を最初に搭載した製品となる見込みです。
またExynos 1380を搭載した製品は、日本でもGalaxy A54やGalaxy Tab S9 FEシリーズなどがリリースされており、Exynos 1480を搭載した製品も日本へ上陸する可能性が高いです。
画像:Samsung
参考
Samsung’s mid-range Exynos 1480 chip will have an AMD GPU! – SamMobile
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