サムスンは「フラグシップ」として、折りたたみGalaxy Zシリーズを展開しています。
現在折りたたみスマートフォンのシェアでは90%を誇る同社ですが、新たな市場の開拓や普及を後押しするため、折りたたみスマートフォン分野において比較的廉価なラインナップの展開を検討しているようです。韓国メディアETNewsが報じています。
約半額の折りたたみ版Galaxy Aシリーズを展開か
執筆時点で最新機種であるGalaxy ZFlip3は15万円ほど、Z Fold3は24万円弱が定価でした。韓国でも125万ウォン(約13万円)、200万ウォン(約21万円)で発売されています。
一方で今回の話題となる比較的廉価な折りたたみスマートフォンは100万ウォン(約10.5万円)以下で検討されており、これは一般的な消費者でも購入視野に入る価格です。
折りたたみスマートフォンは注目度こそ高いものの、その高い価格から結局購入を見送った人がかなり多いと感じます。
iPhoneと同程度の価格であれば、今よりも人気となりそうです。
折りたたみの一般化を目指す?
前述の通り、サムスンは折りたたみスマートフォン市場で9割ほどのシェアを獲得しています。中国市場を除けばほぼ100%に迫るのではないかと考えられます。
しかし台数で言うと大した台数ではなく、2021年の出荷台数は全体の0.5%(IDC)と非常にニッチな市場でした。
2022年は先代より数万円安価となったZ Flip3で大きく市場を拡大しているものの、サムスンはこれでも足らず、半額近い折りたたみGalaxyという起爆剤を投入することで、さらなる市場の拡大を狙うようです。
筆者個人的には折りたたみスマートフォン、特にZ Flipのような縦折りでは、ハイエンドプロセッサの搭載は必要ないと考えています。敢えてミドルクラスのプロセッサを搭載して価格の低下とバッテリー持ちの向上を望んでいましたが、ようやくその時が来たように感じます。
まだまだ先は長いですが、庶民にも手が届く折りたたみスマートフォンに期待してもよさそうです。
参考
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