Pixel 7シリーズに搭載のGoogle Tensor G2、引き続きサムスンが協力・製造へ

Googleは2022年10月6日にGoogle Pixel 7シリーズの発表を予定しています。

同シリーズに搭載のプロセッサであるGoogle Tensor G2は、サムスンファウンドリの製造であるとSamMobileが報じています。

再びサムスンが協力

先代モデルであるgoogle Pixel 6シリーズ(6aも含む)に搭載されていたGoogle Tensorもサムスンファウンドリの製造でした。2022年も引き続きサムスンが製造を行い、開発もGoogleとタッグを組んで行っている模様です。

先代から製造プロセスは進化し、5nm相当から4nm相当へと微細化する模様です。

詳細な内訳は判明していませんが、スーパービッグコアとビッグコアが各2コア、Cortex-A55が4コアの8コアになるとみられます。

ただGoogleのプロセッサはCPU・GPUのパフォーマンスには重きを置いておらず、どちらかというとAI処理性能が主軸です。そのため劇的なゲーム性能やベンチマークスコアの向上は見込めないかもしれません。

逆に言えば、あまりパフォーマンス重視でないことから、同じもしくは近しいプロセスでの製造であるSnapdragon 8 Gen 1やExynos 2200ほど発熱しない可能性は十分に考えられます。

なおこの世代の製造プロセスは「良品率の割合(歩留まり)が極端に低い問題を抱えている」と過去に報道されていました。

しかし下半期のフラグシップ製品はTSMC製造のSnapdragon 8+ Gen 1搭載に移行しつつあること、Google Pixelシリーズはそもそも製造台数が大手メーカーほど多くないことなどから、本シリーズにおいてこの問題の影響を受けることはほとんどないのではないかと筆者は考えています。

GoogleはPixel 7シリーズの発売を前に「Google Original Chips」を抽選で2000人にプレゼントするキャンペーンを開催しています。

特設サイトを開き、「応募する」ボタンを押して進み、名前、ニックネーム、郵便番号、住所を入力(メールアドレスと電話番号は任意)、各種規約に同意して応募完了です。

抽選期間は2022年9月13日～2022年9月23日で、一次発送は9月末、二次発送は10月上旬を予定しています。

画像:Google

参考