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折りたたみスマホ市場、引き続きサムスンが独占。2位は限定的な展開でも健闘

Android

サムスンは折りたたみスマートフォンを2019年から発売し、パイオニアとして一般消費者にその存在を浸透させています。

この折りたたみスマートフォンのシェアに関しては、長らくサムスンの独壇場が続いています。中国メーカーなどの参入をはねのけて、引き続きサムスンがほぼ独占していることが明らかとなりました。

調査会社Omdiaが2021年第4四半期のレポートを公開しています。

サムスン・ファーウェイだけでシェア率は98%

折りたたみスマートフォンは価格が非常に高価であり、Galaxy Foldのリリースから2年間は大きく台数が伸びませんでした。

しかしサムスン以外のメーカーが相次いで参入したり、サムスンも新モデルの販売価格を引き下げたり、販路を拡大したりといった要素が重なった結果なのか、2021年の折りたたみスマートフォン出荷台数は900万台に到達したようです。これは前年比309%増の驚異的な数字です。

なお、このうち約9割である800万台が2021年下半期に出荷されたものであるとのことです。


メーカー別のシェア内訳では、相変わらずサムスンが88%で市場を独占しています

しかし2位は意外にも米国の制裁を受けているファーウェイであり、全体の10%を占めているようです

同社は制裁によりGMS(Google関連サービス)を搭載できないため、この影響を受けない中国本土での展開がメインとなっています。よって限られた市場とハンディキャップを背負いながらも、かなり健闘している様子です。

また、この上位2メーカーだけで折りたたみスマートフォン市場全体の98%も占めています。技術的なハードルも含めて、この市場への参入障壁の高さがうかがえます。

Galaxy Z Flip3 / Z Fold3が販売台数を後押し

Omdiaでは機種ごとの統計も取っています。内訳を見てみると、折りたたみ市場全体のうち約8割がGalaxy Z Flip3、Z Fold3と、2021年のGalaxy Zシリーズが突出していることが分かります。

モデル2021による折りたたみ式スマートフォン
出典:Omdia

前述の通り、それぞれ2機種は先代と比べて販売価格が下がりました。また販路を拡大したこともあり、大幅に販売台数を伸ばしていると考えられます。


Omdiaは「今後も折りたたみスマートフォン市場は成長していく見込み。ただしそれらは引き続き高価な価格での展開が予想されるため、スマートフォン市場全体の中で主流となる可能性は非常に低い(意訳)。」としています。

折りたたみスマートフォンの一般化には長い時間がかかりそうです。

中国での展開がカギ?

原則中国で販売されているファーウェイのシェア率から、中国は他国よりも折りたたみスマートフォンの市場規模が大きいのではないかと考えられます。

折りたたみに限った話ではないですが、中国本土においてサムスンのスマートフォンシェア率は他国と比べて低く、現地メーカーとの競争に苦戦しています。より多くの販売台数を獲得するのであれば、今後さらに中国市場へアプローチする必要がありそうです。

また2022年にはHONORが折りたたみスマートフォン市場へ参入しています。中国内外問わず、今後さらに折りたたみスマートフォン市場は競争が激化する見込みです。


参考

Omdia: Foldable smartphone market experiences 309% year-over-year growth in 2021 :: Omdia (informa.com)

Samsung controls over 88% of the foldable smartphone market – SamMobile

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