国内版Galaxy S23シリーズが米FCC認証を通過、日本での展開はどうなる?

Galaxy

Galaxy S23シリーズが発表されて1ヵ月が経ちました。日本への展開は執筆時点で未定ということになっていますが、順当にいけばグローバル発表の2~3か月後に発表・発売される予定です。

そんななか、米国の連邦通信委員会(FCC)にて国内版Galaxy S23シリーズとみられる端末が認証を通過した模様です。

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au向けとドコモ向けのモデルを確認

出典:FCC

確認されたのはGalaxy S23とGalaxy S23 Ultraで、いずれにおいてもau版とドコモ版とみられる型番が記載されています。

型番の命名順から察するに、日本の通信事業者でS23+は展開されない可能性が高いです。

Galaxy S23Galaxy S23 Ultra
au向けSCG19SCG20
ドコモ向けSC-51DSC-52D

またS23 Ultraに関してはハードウェア対応バンドが公開されているため、簡単にまとめます。

以下全てのバンドが発売当初から有効化されているとは限りませんが、2022年下半期のモデルより「バンド削り」が行われなくなったため、基本的にはほとんどが有効化されていると考えて良いでしょう。

モデル名SCG20/SC-52D(S23 Ultra)
2G GSM850, 900, 1800, 1900
3G UMTSB1(2100), B5(850)
4G FDD LTEB1(2100), B2(1900), B3(1800), B4(AWS), B5(850), B7(2600), B8(900), B12(700), B13(700), B18(800), B19(800), B20(800), B21(1500), B26(850), B28(700), B66(AWS-3)
4G TDD LTEB38(2600), B39(1900), B40(2300), B41(2500), B42(3400)
5G FDD Sub6N1(2100), N3(1800), N5(850), N28(700)
5G TDD Sub6N41(2500), N77(3700), N78(3500), N79(4500)
5G TDD
mmWave
n257(28G)
出典:FCC

B2、B66、n5の3バンドが新たに追加されていますが、これは米国での利用を想定したものと考えられるため、日本での利用に直接関与したものではないとみられます。

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SIMフリー版は出る?出ない?

現時点でau版とドコモ版しか存在を確認できていないものの、他モデルの存在を完全に否定できるわけではありません。

FCC認証をほぼ確実に通過させる日本向けモデルはau版とドコモ版のみであり、楽天モバイル版や俗に言うSIMフリー版(メーカー直販モデルや限定モデルを含む)については、むしろFCCを通過させないことの方が多いです

またサムスンは日本でもSamsungのブランド名を復活させたことからも、以前よりもSIMフリー版(メーカー直販モデル)が発売される可能性は高まっています。

なお日本向けモデルは共通して確実に技適を通過させるため、今後の技適通過で存在するかどうかが判明すると思われます。あまり期待しすぎも良くないですが、続報に期待したいところです。


画像:Samsung Mobile Press

参考

FCC A3LSMS918JPN

FCC A3LSMS911JPN

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