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代表的な格安SIMであるmineoにはプレミアム帯域というものが存在します。通常のユーザーが利用する帯域とは別に設けた、混雑しにくい特別な帯域です。
(画像はmineoより)
この帯域を通常コースのユーザーでも24時間だけ利用することができる「プレミアム1DAYパス」というものを入手したので、平日昼間の速度を5Gエリア内にて検証しました。
検証条件は以下の通りです。
- 検証日:2021年1月21日
- 検証場所:大阪府内某所(5Gエリア圏内)
- 検証端末:Galaxy S20+ 5G
- 検証SIM:Dプランシングルタイプ SMSなし(5Gオプション加入済)
- ENDC:DC_1A-3A_n79A(Band1は15MHz幅でLTEは2×2 MIMO)
- 通信の最適化:非適用
- 12:20~13:00まで5分ごとに計測
- 同場所での13:15の計測と別場所での参考計測あり
- 測定方法:speedtest.net(サーバーはfdcservers)
特に断りがない限り4.5GHz帯5G(n79)で計測しています。また、13:40の参考値のみ別サーバーで測定しました。
なお12:00および13:40は別場所の3.7GHz帯5G(n78)で計測した参考値です。
結果の表がこちらです。
ping(ms) | jitter(ms) | DL(Mbps) | UL(Mbps) | 備考 | |
12:00 | 41 | 6 | 364 | 96.5 | ※参考値(n78) |
12:20 | 67 | 6 | 13.5 | 73.4 | |
12:25 | 72 | 69 | 15.2 | 48.0 | |
12:30 | 58 | 5 | 13.6 | 41.7 | |
12:35 | 59 | 8 | 16.9 | 81.8 | |
12:40 | 61 | 7 | 12.9 | 48.6 | |
12:45 | 64 | 42 | 17.2 | 55.4 | |
12:50 | 49 | 5 | 12.9 | 67.2 | |
12:55 | 69 | 7 | 11.3 | 85.9 | |
13:00 | 65 | 5 | 88.8 | 81.9 | |
13:15 | 31 | 5 | 435 | 74.5 | |
13:40 | 36 | 2 | 460 | 119 | ※参考値(n78) |
- ping:応答速度(単位はミリ秒)
- jitter:信号のズレ(単位はミリ秒)
- DL:ダウンロード速度(単位はMbps)
- UL:アップロード速度(単位はMbps)
※ping・jitter(ジッター)は通信の安定性の指標の一つであり、数値が低ければ低いほど読み込み始めが早く、通信の乱れが少ないです。
表だけでは見にくいので、グラフも作成しました。
12:00~12:20の間は未計測ですが、12:20~12:55の計測結果に近い値となることが推測されます。
ダウンロード速度以外は比較的安定しているように見えます。
DLの振れ幅が大きいので、5分おきに計測した結果のみのグラフも作成しました。
一般的なMVNOはこの時間になると応答速度・ジッター共に100ms以上になるケースが大半ですが、mineoのプレミアム帯域(少なくともDプラン)では非常に安定しており、混雑しているということを一切感じません。
ダウンロード速度は空いている時間よりも大幅に低下しているものの、Twitter及びInstagramを眺めても一切支障がないレベルでした。YouTubeは1080pの高画質で再生しても詰まることなく安定しています。
混雑する時間帯は15Mbps前後と安定しており、もしかすると意図的に制御している可能性がありますが、一般的な利用において問題になることはないでしょう。
今回は4Gで計測していませんが、混雑する平日昼間12:00〜13:00のダウンロード速度は4Gでも同じだと思われます。
余談ですが、プレミアム帯域と通常の帯域の通信速度はどちらも空いていればほとんど同じ結果でした。前回の検証同様、Dプランの5Gであればダウンロードは500Mbpsあたりがmineoの限界だと思われます。
mineoは月額1000円ほどで5Gを楽しめるので、お試しとしては非常に優秀な回線です。ただし、スピードテストの計測はデータの大量消費に十分注意してください。最悪の場合1回で1GB以上消費します。
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