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執筆現在、台湾にて留学中のヤハウェスティックです。
以前の記事にて「台湾で楽天モバイルの海外ローミングが使えなかった」とお伝えしましたが、
色々と調べたり試したりしているうちに対処方法を発見しましたので、改めて一本の記事にします。
※この対処法はAndroid端末向けのものです。
対処法
大前提として、楽天モバイルの契約で海外ローミングのオプションと、端末上の設定でローミングがオンになっているかどうかを確認してください。
これらを確認した上で利用できない場合は以下の方法をお試しください。
まず、楽天モバイルSIMのAPN設定が端末上で編集可能かどうかを確認してください。筆者はau版Galaxy S22 Ultra(SCG14)で試しています。
台湾版Galaxy A53 5G(SM-A5360・BRI)では、以前APN設定を追加することができたものの、今回の検証では何故かできなくなっており、今回紹介する方法では改善されませんでした。
以前検証した際A53 5GのバージョンはAndroid 12だったため、ソフトウェアアップデートによって仕様が変更されている可能性があります。なお今回は上記2端末ともにAndroid 13のバージョンで検証しています。
楽天モバイルでデータ通信を行うには国内外にかかわらずAPN設定が必要になりますが、ここが今回のポイントです。
楽天モバイルのホームページではMCCとMNCの項目(Galaxyの表記では携帯国番号と通信事業者コード)をそれぞれ「440」「11」に設定するよう案内がありますが、この欄をそれぞれ「208」「01」としてください。それ以外の項目はホームページの指示に従って設定してください。
入力が完了したら右上の「…」ケバブメニューから保存して、設定したAPNを選択してください。
うまくいけば4Gや5Gなどのアンテナピクトが立つようになります。
ちなみに、ローミング先のキャリアは表示されませんでした。GalaxyであればServiceModeで特定が可能です。
使えなかった原因は?
楽天モバイルの海外ローミングがフランスの通信事業者Orange経由で行われている、という特殊な仕様の影響が原因として考えられます。
簡単に言えば楽天モバイルのSIMカード1枚で、日本国内では自社回線網とKDDIローミング網、海外ではOrangeによるローミング網を切り替えながら使用しているのです。
海外では本来であればMCCとMNCが自動的に変更されるはずです。しかし端末によってはこれがうまく切り替わらず、海外ローミングが使用できなかったのではないかと考えられます。
楽天モバイル端末や公式に対応が謳われている機種ではおそらく問題なく自動的に切り替わるものと思われます。
まとめ
今回紹介した方法は、ライブドアニュースに残っていたEngadget日本版の記事を参考にしたものです。
楽天モバイルで海外ローミングが使用できないというユーザーの声がTwitter上では散見されますが、明確な解決策はネット上を探してもおそらくなかったので、参考になれば幸いです。
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