Galaxyは同じ機種名でも地域ごとに異なるハードウェアやソフトウェアの製品をリリースします。そのため、地域ごとに対応バンドをはじめとした仕様が少しずつ異なります。
Galaxy Z Fold5・Galaxy Z Flip5のうち、韓国向けハードウェアで対応しているバンドが判明したため、本記事ではこれらの対応バンドについてまとめます。
対応バンド
モデル名 | SM-F946N(Z Fold5), SM-F731N(Z Flip5) |
2G GSM | GSM850, GSM900, DCS1800, PCS1900 |
3G UMTS | B1(2100), B2(1900), B4(AWS), B5(850), B8(900) |
4G FDD LTE | B1(2100), B2(1900), B3(1800), B4(AWS), B5(850), B7(2600), B8(900), B12(700), B13(700), B17(700), B18(800), B19(800), B20(800), B25(1900), B26(850), B28(700), B66(AWS-3) |
4G TDD LTE | B38(2600), B39(1900), B40(2300), B41(2500) |
5G FDD Sub6 | N1(2100), N2(1900), N3(1800), N5(850), N7(2600), N8(900), N12(700), N20(800), N25(1900), N28(700), N66(AWS-3) |
5G TDD Sub6 | N38(2600), N40(2300), N41(2500), N77(3700), N78(3500) |
韓国版のメリットは発売が早いこと、アップデート頻度が高いことが挙げられますが、リセールバリューは極端に悪く、シャッター音が鳴動するというデメリットがあります。つまり最初から売却を検討しているユーザーは、発売日すぐに食いつくべきモデルではありません。
そのほかSIMカードスロット1つとeSIMのデュアルSIMに対応しており、多くの点で日本国内版に近い仕様となっています。
韓国版も5Gバンドが増加
執筆時点、韓国の通信事業者で5Gとして運用されている周波数は3.5GHz帯(n78)のみとなっています。そのため従来モデルではn77とn78のみの対応までに留まっていましたが、Galaxy Z Fold5・Galaxy Z Flip5では、そのほかの周波数にも数多く対応しました。
これらは中華圏向けと同様に、海外での国際ローミング向けて対応したものであると考えられます。
ちなみにここで言う「海外」には日本も含まれており、日本の5Gも利用できる可能性は高いと言えそうです。
どこまで対応するかは実際に検証しないと分かりませんが、従来の韓国版Galaxyよりも使い勝手は良くなるかもしれません。
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画像:Samsung
参考
コメント
seteditでシャッター音って消せなくなったんですか?
デフォルト状態では鳴動すること、あくまで本記事の主旨は対応バンドであることから、敢えて本記事では記述していません。