Galaxy S24シリーズ、より明るい電力効率の優れた新世代ディスプレイを搭載か

Galaxy

2024年上半期に発表が期待されているGalaxy S24シリーズ(仮称)では、新世代のディスプレイが採用されるとのことです。

朝鮮日報が報じています。

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新しい材料構造を採用か

サムスンディスプレイはiPhoneやGalaxyの上位モデルに向けて、Mシリーズという材料構造を採用した有機ELディスプレイを供給しています。

Galaxy S24シリーズでは、この新世代の材料構造である「M13」を採用したディスプレイが搭載されるとのこと。特にUltra(最上位)モデルでは搭載が確定的なようです。これにより従来モデルと比較して電力効率の改善、表示品質の向上、最大輝度の向上などが期待できます。

ただし、全てのモデルにM13ディスプレイが採用されるかは不明です。近年のGalaxy Sシリーズはコストの兼ね合いから、Ultraモデルのみ新しい材料構造のディスプレイを採用する傾向があるためです。

なおiPhoneは16シリーズ(仮称)まで既存のM12ディスプレイを搭載する見込みであることから、2024年はGalaxyが独占的にM13ディスプレイを搭載することになります。

搭載メモリも増加?

そのほか、メモリも増加することが同紙で報じられています。

Galaxy S24・S24+では12GB、Galaxy S24 Ultraでは12GBまたは16GBメモリの採用が確実視されています。

サムスンはここ数年の間、仮想メモリ「RAM Plus」機能を追加し物理的なメモリ量を必要十分にすることで、コスト削減を重視していました。しかし2024年ではようやくフラグシップらしいメモリ構成となりそうです。

ちなみに基本モデルでは約4年ぶり(S20シリーズ以来)の12GBメモリ搭載、Ultraでは約3年ぶり(S21 Ultra以来)の16GBメモリ搭載となる見込みです。

自社プロセッサ採用でコスト相殺

このように、近年のGalaxy Sシリーズよりも全体的にコストをかけた製品になりそうな理由の一つとしては、自社プロセッサとなるExynos搭載の復活が挙げられます。

他社製品であるSnapdragonは安定した高いパフォーマンスが期待できる一方で、単価が非常に高いことが知られています。そのため自社で設計したExynos搭載製品の割合を増加させることで、全体的な低コスト化が期待できるというわけです。

これによりプロセッサ部分でコストを相殺し、他の部品にコストをかけることができるようになったと考えられます。


近年のGalaxy Sシリーズはやや保守的な傾向があるものの、次期モデルは少なくともディスプレイにおいては最新のものが採用されそうです。

今後のGalaxy S24シリーズの情報に期待です。


画像:Samsung Display

参考

갤럭시S24, 엑시노스로 원가 낮추고 OLED는 고품질 ‘M13’ 탑재 – IT조선 > 기업 > 모바일·스마트홈 (chosun.com)

Samsung Galaxy S24 could get brighter screen and more RAM – SamMobile

삼성D, 아이폰15에도 OLED 재료세트 M12 적용 유력 – 전자부품 전문 미디어 디일렉 (thelec.kr)

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