Galaxyは同じ機種名でも地域ごとに異なるハードウェアやソフトウェアの製品をリリースします。そのため、地域ごとに対応バンドをはじめとした仕様が少しずつ異なります。
その中でもGalaxy Z Fold5・Galaxy Z Flip5のうち、いわゆるグローバル版と呼ばれるRoW版ハードウェアで対応しているバンドが判明しました。
なお香港・台湾などの中華圏ハードウェアの対応バンドは以下の記事でまとめています。
フィリピン版Galaxy Z Fold5 / Flip5の対応バンド
※太字は日本のMNO・MVNOで利用できるバンド
モデル名 | SM-F946B/DS(Z Fold5), SM-F731B/DS(Z Flip5) |
2G GSM | GSM850, GSM900, DCS1800, PCS1900 |
3G UMTS | B1(2100), B2(1900), B4 (AWS), B5(850), B8(900) |
4G FDD LTE | B1(2100), B2(1900), B3(1800), B4(AWS), B5(850), B7(2600), B8(900), B12(700), B13(700), B17(700), B18(800), B19(800), B20(800), B25(1900), B26(850), B28(700), B66(AWS-3) |
4G TDD LTE | B38(2600), B39(1900), B40(2300), B41(2500) |
5G FDD Sub6 | N1(2100), N2(1900), N3(1800), N5(850), N7(2600), N8(900), N12(700), N20(800), N25(1900), N28(700), N66(AWS-3) |
5G TDD Sub6 | N38(2600), N40(2300), N41(2500), N77(3700), N78(3500) |
日本へ多く流通するRoW版はアジアに投入されているモデルです。特にシンガポール自給版が多く流通しますが、今回引用したフィリピン版もこれと同じ対応バンドになる見込みです。
従来の慣習を踏襲する場合、RoW版は欧州向けを除き、ソフトウェア対応バンドが共通になります。
フランス版Galaxy Z Fold5 / Flip5の対応バンド
※太字は日本のMNO・MVNOで利用できるバンド
モデル名 | SM-F946B/DS(Z Fold5), SM-F731B/DS(Z Flip5) |
2G GSM | GSM850, GSM900, DCS1800, PCS1900 |
3G UMTS | B1(2100), B2(1900), B4 (AWS), B5(850), B8(900) |
4G FDD LTE | B1(2100), B2(1900), B3(1800), B4(AWS), B5(850), B7(2600), B8(900), B12(700), B13(700), B17(700), B18(800), B19(800), B20(800), B25(1900), B26(850), B28(700), B32(1500), B66(AWS-3) |
4G TDD LTE | B38(2600), B39(1900), B40(2300), B41(2500) |
5G FDD Sub6 | N1(2100), N2(1900), N3(1800), N5(850), N7(2600), N8(900), N12(700), N20(800), N25(1900), N28(700), N66(AWS-3) |
5G TDD Sub6 | N38(2600), N40(2300), N41(2500), N77(3700), N78(3500) |
5G SDL Sub6 | N75(1500+) |
前述した通り、RoW版は欧州版に限り1.5GHz帯(バンド32・バンド75)にも対応します。そのほかの対応バンドはフィリピン版を含む他地域のRoW版と同様です。
なおこれは欧州向けのバンドであるため、日本を含む欧州以外に在住している消費者は無視しても構いません。
メリットはSIMだが…
RoW版の対応バンドについては、先代から変化がないようです。
これらを選ぶメリットとしては、デュアルSIM対応モデルの場合、SIMカードとeSIMに対応している点が挙げられます。特にFoldはSIMカードスロットが2つあり、SIM2がSIMカード・eSIMで排他利用可能な仕様になっています。
とはいえ国内版も2022年よりSIMカードスロット1つとeSIMのデュアルSIMに対応するようになったため、これらを選ぶメリットは薄くなりつつあります。
もしこれらの購入を検討している場合、香港版などそのほかの選択肢もあるため、価格面・入手難易度と相談しながら選ぶことをオススメします。
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画像:Samsung
参考
Specifications | Samsung Galaxy Z Fold5 | Samsung Philippines
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