執筆時点、日本ではau・ドコモの2社でGalaxy S23 Ultraが販売されています。
4月の発表では特に何も言及されませんでしたが、サムスンは上記の販売チャネルに加え、自社で販売するオープンマーケット(SIMフリー)版のGalaxy S23 Ultraを発売する準備も行っているようです。
日本で利用できる周波数が判明
総務省のサイトより、未発表端末SM-S918Qの存在が確認されました。
以下、認証を受けたこの端末のバンドを表にまとめます。
モデル名 | SM-S918Q |
3G UMTS | – |
4G FDD LTE | B1(2100), B3(1800), B8(900), B18(800), B19(800), B21(1500), B26(850), B28(700) |
4G TDD LTE | B41(2500), B42(3400) |
5G FDD Sub6 | N1(2100), N3(1800), N28(700) |
5G TDD Sub6 | N41(2500), N77(3700), N78(3500), N79(4500) |
5G TDD mmWave | N257(28G) |
総務省に怒られるので恐らく4Gバンドは制限されていないと思われますが、上記の周波数は全て有効化されているとは限りません。
なおQ型番は少なくとも通信事業者が関与しない国内向けモデルであるとみられます。
またこの型番は限定モデルにも採用されることがあります。直近の限定モデルはGalaxy S21 5G Olympic Games Athlete Edition(SM-G991Q)がこれに該当します。
米国のFCC認証でSM-S918Qは確認されていないものの、au版とドコモ版を除き日本向けGalaxyでFCC認証を通すことはほとんどないため、この点は従来の慣習通りと言えます。
販売は限定的か?
実際の販売がどうなるか執筆時点では不明ですが、筆者は限定的な販売になると考えています。
たとえば512GBモデル以上でブラック以外のカラーを展開するだけに留まったり、海外で販売されているオンライン限定カラーの発売のみを行ったりなどが考えられます。
既にauやドコモで同機種が発売されていることを考えると、通常の販売方法で採算を取るのは非常に難しいでしょう。何かしらの差別化を図って展開される可能性は高いと思います。
もし発表されるとなれば、夏頃の公式発表になるのではないかと考えています。続報に期待です。
画像:Samsung(日本)
参考
総務省 電波利用ホームページ | 技術基準適合証明等を受けた機器の検索 (soumu.go.jp)
コメント