初めてのスマートフォンは何の機種でしたか？
今の10代や20代といった若い世代であれば「初めてのスマートフォン」は保護者に買ってもらった人が多いでしょう。
一方で購入する側の保護者は「子供が使うものだから安ければなんでもいい」と思っている人が多いのではないでしょうか。
しかしこのような安直な理由で格安Androidスマートフォンを買い与えることは、子供にとって幸せではないかもしれません。
今回はなぜ格安Androidスマートフォンを選ぶべきでないのか、なぜ代わりに型落ちの中古iPhoneを購入したほうが良いのか、ということについて深堀りしていきます。
若年層はiPhoneが主流
まず若い世代、特に10代や20代では、ほとんどがiPhoneを使用しています。
MMD研究所によると、2022年5月時点で男性10代が70.1%、女性10代はなんと84.1%がiPhoneユーザーであるとのことです。
そのためAirDropなどといった、Apple製品の独自機能をみんなが使える前提で活用されていることが多いです。
つまり「社会集団に馴染む」という点において、iPhoneを持っているほうが何かと都合が良いのです。
なお「Androidを持つな」と言いたいではありません。Androidスマートフォンとの2台持ちをしても良いし、iPhoneの代わりにiPadを持ち歩くのも全く問題ないです。しかし誰もが2台持ちをする金銭的余裕があるわけではありません。よって「iPhoneにしたほうが都合が良い」という表現をしています。
格安スマホは若者の使い方に合致しない
一般的にスマートフォンは値段に比例して性能が高くなっていきます。逆に言えば、安ければ安いほど、古ければ古いほど性能が低いです。
またAndroidスマートフォン(以下格安スマホ)購入者の大半が「安いから」という理由で2～3万円の安い製品を選んでいるはずです。
しかし、10代や20代といった若年層は1日に何時間も利用したり、重いゲームをスマートフォンでプレイしたりするハードユーザーがほとんどです。低性能の格安スマホはこのような使い方に耐えられません。何度でも言いますが、ハードユーザーに格安スマホは全くもって釣り合っていません。
つまり、良く言われる「Androidはクソ」は誤りで、ただ使い方に合っていない製品を使っているだけなのです。
あくまで格安スマホは「ライトユーザー向け」であることに注意が必要です。
型落ちのiPhoneが十分安い
「現行で販売している新品」に限ればiPhoneは確かに高価ですが、「中古の型落ち」も選択肢に含めると、格安スマホと同等の値段にまで下がります。
例えば2020年発売のiPhone SE(第2世代)は、執筆時点で安ければ2～3万円で発売されています。状態の良い中古でも3万円前後で販売されていたりするので、値段的には格安スマホとほとんど変わりません。
iPhoneは格安スマホとは異なり、性能が低いCPUを搭載しません。発売時点で最高性能か、低くても1年型落ちのものを搭載します。またアプリの最適化もiPhoneのほうが優れていることが多いので、ゲームなども格安スマホより快適に動作することが多いです。
しかもiPhoneはOSアップデートの回数が非常に多く、発売から5年以上も最新バージョンで利用できます。つまり2～3年型落ちで買ったとしても、あと2～3回はOSアップデートが期待できます。
よってソフトウェア視点で見ても、良くて1～2回OSアップデートが行われるかどうかの格安スマホより長く利用できるというわけです。
まとめ
今回の話題を3文でまとめるならば以下になります。
- 若年層は大半がハードユーザーのため、格安スマホはデメリットがメリットを上回りがち
- 数年型落ちiPhoneでもOSアップデート回数が新品の格安スマホよりも多い
- 安く済ませたいだけであれば、同じ値段で買える型落ちiPhoneを中古で購入すべき
当然ですが、好きでAndroidスマートフォンを選ぶのは全く問題ありません。しかしこだわりがない場合や、子供がiPhoneを求めている場合は絶対にiPhoneにしたほうが良いと筆者は考えています。
とはいえ必ずしも新品である必要はなく、スマートフォンの高性能化が進む昨今では型落ち中古でも十分快適に使えます。保護者の方々は、ぜひ中古iPhoneの購入を検討してみてください。
また格安スマホを買い与えられた側であれば、ぜひ自身のお金で良いスマートフォンを購入することも検討してほしいです。
参考
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