日本時間1月18日未明にGalaxy S24シリーズが発表されました。
各地域で販売されるS24シリーズの対応バンドも順次判明しているため、本記事にてまとめます。
なお、全モデルでSnapdragon 8 Gen 3 for Galaxy搭載となっている中華圏向けについては、個別で記事にしています。香港版や台湾版は以下の記事を参照してください。
欧州版Galaxy S24シリーズの対応バンド
モデル名 | SM-S921B/DS(S24)、 SM-S926B/DS(S24+)、 SM-S928B/DS(S24 Ultra) |
2G GSM | GSM850, GSM900, DCS1800, PCS1900 |
3G UMTS | B1(2100), B2(1900), B4(AWS), B5(850), B8(900) |
4G FDD LTE | B1(2100), B2(1900), B3(1800), B4(AWS), B5(850), B7(2600), B8(900), B12(700), B13(700), B17(700), B18(800), B19(800), B20(800), B25(1900), B26(850), B28(700), B32(1500), B66(AWS-3) |
4G TDD LTE | B38(2600), B39(1900), B40(2300), B41(2500) |
5G FDD Sub6 | N1(2100), N2(1900), N3(1800), N5(850), N7(2600), N8(900), N12(700), N20(800), N25(1900), N26(850), N28(700), N66(AWS-3) |
5G TDD Sub6 | N38(2600), N40(2300), N41(2500), N77(3700), N78(3500) |
5G SDL Sub6 | N75(1500+) |
イギリスを含むヨーロッパ向けモデルでは、新たにN26(850)が追加されています。
これは現時点で特筆すべき重要なバンドではありませんが、今後日本でauやドコモが運用している800MHz帯が5Gに転用された場合に利用できる可能性があります。
余談ですが、Galaxy Harajukuなどにはこの欧州版S24シリーズが展示されているようでした。従来の展示機は米国版だったため、変則的な展示に意図があるのか気になるところです。
ヨーロッパ向けS24シリーズは物理SIMスロット2個に加え、eSIMにも対応する点が特徴です。
またS24およびS24+ではExynos 2400を搭載します。
東南アジア版Galaxy S24シリーズの対応バンド
モデル名 | SM-S921B/DS(S24)、 SM-S926B/DS(S24+)、 SM-S928B/DS(S24 Ultra) |
2G GSM | GSM850, GSM900, DCS1800, PCS1900 |
3G UMTS | B1(2100), B2(1900), B4(AWS), B5(850), B8(900) |
4G FDD LTE | B1(2100), B2(1900), B3(1800), B4(AWS), B5(850), B7(2600), B8(900), B12(700), B13(700), B17(700), B18(800), B19(800), B20(800), B25(1900), B26(850), B28(700), B66(AWS-3) |
4G TDD LTE | B38(2600), B39(1900), B40(2300), B41(2500) |
5G FDD Sub6 | N1(2100), N2(1900), N3(1800), N5(850), N7(2600), N8(900), N12(700), N20(800), N25(1900), N26(850), N28(700), N66(AWS-3) |
5G TDD Sub6 | N38(2600), N40(2300), N41(2500), N77(3700), N78(3500) |
東南アジア向けもヨーロッパ向けと同じB型番ですが、欧州バンドの1.5GHz帯(B32・N75)に対応していなかったり、背面にCEマーク・UKCAマーク等の認証ロゴが刻印されていなかったりと、ごく僅かな違いがあります。
逆に言えばそれ以外は基本的に共通となっており、日本で利用するにあたってはほぼ無視できる差異に留まっています。
東南アジア向けS24シリーズは、ヨーロッパ向けと同様に物理SIMスロット2個に加え、eSIMにも対応しており、S24およびS24+はExynos 2400を搭載します。
韓国版Galaxy S24シリーズの対応バンド
モデル名 | SM-S921N(S24)、 SM-S926N(S24+)、 SM-S928N(S24 Ultra) |
2G GSM | GSM850, GSM900, DCS1800, PCS1900 |
3G UMTS | B1(2100), B2(1900), B4(AWS), B5(850), B8(900) |
4G FDD LTE | B1(2100), B2(1900), B3(1800), B4(AWS), B5(850), B7(2600), B8(900), B12(700), B13(700), B17(700), B18(800), B19(800), B20(800), B25(1900), B26(850), B28(700), B66(AWS-3) |
4G TDD LTE | B38(2600), B39(1900), B40(2300), B41(2500) |
5G FDD Sub6 | N1(2100), N2(1900), N3(1800), N5(850), N7(2600), N8(900), N12(700), N20(800), N25(1900), N26(850), N28(700), N66(AWS-3) |
5G TDD Sub6 | N38(2600), N40(2300), N41(2500), N77(3700), N78(3500) |
韓国版は東南アジア向けのモデルと同じ対応バンドとなっているようです。
しかし韓国において5Gは事実上3.5GHz帯のみしか運用されていません。この影響でN77・N78以外のNRバンドは速度面で十分に利用できない可能性があります。
韓国版は物理SIMスロット1個とeSIMに対応しており、S24およびS24+はExynos 2400を搭載します。
またシャッター音は日本版と同様に大音量で鳴動します。
Exynos版に注意
先代のGalaxy S23シリーズは全ての地域・全てのモデルでSnapdragon搭載となっていました。ところがS24シリーズでは一部地域・一部モデルでExynos搭載が復活しました。
Exynosプロセッサを避けたい場合は中華圏や米国向けのモデルを選ぶか、全地域でSnapdragon搭載となっている最上位のS24 Ultraを選択する必要があります。
またS24シリーズの日本展開は現時点で未定という建前になっているため、日本版でどちらを搭載するかは明らかになっていません。
従来の法則を考えるとSnapdragon搭載となる可能性は高いでしょう。
画像:Samsung
参考
Specs | Samsung Galaxy S24 Ultra | Samsung UK
Samsung Galaxy S24 Ultra 5G Specifications | Samsung Singapore
コメント
コメント失礼します。
ultraの欧州版か香港版のどちらかを考えているのですが、それぞれが購入できるおすすめのサイトはありますか?
こんにちは。
オススメかどうかは人によるので断定できませんが、実際に管理人が利用したことのあるサイトの特徴を簡単に紹介します。
1 欧州版
①海外Amazon
・スペイン、イタリア、フランス、ドイツなどで値段を比較して購入できる
・リージョンロックと販売元に注意
②Clove(イギリスのガジェットEC)
・リージョンロックを解除してくれる
・海外Amazonよりも難易度は低い
2 香港版
①まめこmobile
・アフターサポートが丁寧(場合によっては修理対応も可)
・質重視
②イオシス
・店舗で実機を確認できる
・同型番の台湾版も取り扱いあり
長文になりましたが、選定の参考になれば幸いです。