Galaxyでは、モバイルデータ通信の接続周波数を、任意のものに指定できる方法が存在します。
このいわゆる「バンド固定」を誰でも簡単に利用できるアプリに「Samsung Band Selection」というものがありますが、これが機種を問わず今後使えなくなる可能性が浮上しました。
6月以降のアップデートで塞がれる
セキュリティパッチのレベル関係なく、2022年6月以降にOTAで利用可能となったアップデートを適用すると、プロセッサ(SoC)や国・地域のモデル問わず、アプリによるバンド固定ができなくなる可能性が非常に高いです。
筆者は2022年6月以降にアップデートが降りてきたインド版Galaxy M53 5G(SM-M536B・INS)およびドコモ版Z Fold3(SC-55B)で利用不可になったことを確認しました。

このように「LAUNCH BAND SELECTION」をタップしてもエラーが表示され、これより先に進めなくなります。
ただし今後アップデートなどにより利用可能となる可能性もゼロではありません。
なお、サムスンの「電話」アプリにて*#0011#で開くことができるService Modeは引き続き利用可能です。
一部利用者は注意
原則として「バンド固定」ができないスマートフォンが大多数のため、これが出来なくなったとしても実利用には問題ありません。むしろセキュリティの向上が期待できるため、弊サイトとしてはアップデートの適用を推奨しています。
スマートフォンは自動で最適な周波数を掴むようになっているので、バンド固定ができないからといって繋がりやすさに影響はほとんどないと言って良いでしょう。一般的な使い方では特に支障ありません。
ただし楽天モバイルの利用においては自社回線かパートナー回線かを選択できることから、例外的に「バンド固定」が多く利用されている印象を受けます。このような特殊な利用を行っている方は、パートナー回線のローミングが終了するまでアップデートを見送った方が良いかもしれません。
参考
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