2月25日より順次販売開始となったGalaxy S22シリーズ。
予約注文は2月14日より順次受付が開始となっていますが、すでに各国で予約が殺到し入荷待ちが続出しているようです。
初動は需要が供給量を大幅に上回る
米国では既に3月までに入手できるモデルすら限定的になっている様子です。
PCMagのレポートによると、T-Mobile版S22 Ultra 512GBモデルは最大5月中旬まで手に入れることができないとのこと。また高容量モデルでは、既に完売しているものもいくつか見受けられます。
日本への発送も対応している米Amazonで確認したところ、配達予定日が3月4日~3月10日となっていました。ただし上記の予約状況から鑑みて、実際にこの期間に届くかは保証できなさそうです。
また韓国では、2月14日から8日間で約102万台のS22シリーズを販売したようです。ET Newsが報じています。
この台数は同期間でS21シリーズの2倍、かつ歴代最も売れたS8シリーズよりも多い過去最多の販売台数とのこと。今後の販売台数にも注目です。
なおS21シリーズ、S20シリーズが販売台数100万台を到達したのは、それぞれ販売から57日後、約3ヵ月後でした。
この先行販売では最上位のS22 Ultraが半分以上の割合を占めており、Galaxy Noteを求めていたユーザーにアーリーアダプターが多いことを表しているとも言えそうです。
ちなみに同時点での内訳ではないので直接の比較はできないですが、S21シリーズは販売から57日時点でS21が約52%、S21 Ultraが約27%、S21+が約21%でした。
歩留まりの低さも入荷遅れの一因か
各国の様子を見ても人気であることは明らかですが、入荷待ち時間の長さにおいては、半導体における歩留まり(良品率)の低さも問題になっていると考えられます。
Galaxy S22シリーズに搭載されているSnapdragon 8 Gen 1およびExynos 2200は、いずれもサムスンの4nmプロセスで製造されています。このことから、S22シリーズは予定通りの量産スピードに達していない可能性があります。
またこれらの製造において歩留まり情報の改ざん疑惑が浮上しており、最悪の場合S22シリーズが今後さらに入手しづらくなることも想定されます。
S22シリーズの購入を少しでも検討されている方は、可能な限りお早めに予約・購入をオススメします。
画像:Samsung
参考
Massive Galaxy S22 series pre-order delays are just shameful – SamMobile
Samsung Galaxy S22 Lineup Already Faces Shipping Delays | PCMag
Samsung Employees Being Investigated for “Fabricating” Yields | TechPowerUp
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