MVNO含むauや楽天のSIMは「VoLTEに対応していないとデータ通信もできない」というケースが多く、国内版問わず正式に対応していない限り使えないという可能性が高いです。
一方でMVNO含むドコモ系のSIMは基本的に使えるというケースが多く、海外版のスマホなどauに対応していないスマホではドコモ系のSIMを使うという事が一般的でした。
しかし、この常識が覆されるかもしれません。最近「ドコモのSIMが使えない」という報告が散見されます。
FOMA(3G)利用不可が原因かも
ドコモの4G契約SIMはFOMA(3G)・Xi(4G)が利用できます。よって、4Gで通話を行うVoLTEに対応していなくても3Gに落とすことによって通話ができます。
なので今まで特に制限なく利用できるケースが多かったのです。これはSoftbankのSIMも同様です。
しかし、5G契約のSIMとなると話は別です。ドコモの5G契約のSIMはMVNOやahamoを含めてFOMAが利用不可となっており、4G・5Gしか利用できません。
つまりVoLTE対応はドコモでも選択ではなく必須となってしまいました。これによってデータ通信も利用できなくなる可能性が今後高くなると思われます。
余談ですが、何故auは以前からこのような動作になるかというと、古くから3G利用不可のSIMを提供しているためです。どうやらVoLTE対応必須(3G以下利用不可)のSIMはデータ通信の動作にも影響が出ることが多いようです。
対処法は?
色々と対処法がありますが、一部をご紹介したいと思います。
- ①5G契約にせず4G契約のままにする
FOMA停波は2026年3月末の予定なので、それまでであれば4G契約に留めておくことができます。
5Gは使えませんが、その代わりFOMAが使えるので今のところあまり困ることはないでしょう。
ちなみに一部地域では山間部でFOMAのみのエリアが多く、むしろ4G契約に留めたほうが良いという場合もあります。
FOMAのみのエリア付近あたりに住んでいる、もしくはよく行くドコモユーザーは、ahamoや5G契約にせず、4G契約に留まったほうが良いかもしれません。
ドコモのエリアマップでご自身のお住まいの地域を確認してみてください。
- ②諦めてSoftbank系のSIMにする
なんだか本末転倒のようにも思える対処法ですが、案外合理的な解決策だと思います。
SoftbankはMVNO含めて5G契約でも3Gが使えるので、VoLTE必須ではありません。そして、日本のキャリアの中で最も使用するバンドがグローバルで扱いやすいというメリットがあります。詳細は後述しますが、本家のSIM以外は4キャリアの中で最も使い勝手が良いでしょう。
auとドコモがメインで使用しているローバンドの800MHz帯はLTEで言うとB18およびB19であり、これは日本の通信事業者しか採用していない非常にマイナーなバンドになります。
つまり、海外版のスマホでは対応していないことのほうが多いです。これに対応していなければ、利用できるエリアが限られるうえ、屋内で繋がりにくくなってしまいます。
しかし、Softbankの使用する主なLTEバンドはB1/B3/B8と比較的世界で多く採用されているもののため、海外版のスマホでも対応していることが多くて使いやすいです。
よって、総合的に考えてドコモ回線で使うことを諦めるという手段が合理的になるわけです。
ただし、本家SoftbankのSIMは基本的にホワイトリスト(許可した端末のみしか利用できない)方式なので使えません。もし使えたとしても、テザリングが使えない等の制約があります。
ワイモバイルもしくは他MVNOの格安SIMにすることを強くオススメします。
- ③VoLTE強制有効化で無理矢理使う
「使えないのなら無理矢理使えばいい」という無茶な方法です。自己責任となるうえ上級者向けなので、筆者的にあまり推奨はしていません。あと面倒です。
PCや開発者モードなどを用いてVoLTEを強制的に有効化する方法で使用するという対処法ですが、機種によって出来る場合と出来ない場合があったり、もし使えたとしてもかなり不安定になることが多いようです。
機種によって方法も違うので、詳細は「(機種名) VoLTE有効化」等で検索して各自でお探しください。
まとめ
上記の通りahamoは5G対応なので、FOMAが使えない契約になっています。
つまりVoLTE対応は必須となっているため、海外版の中華スマホなどをよく使う方でahamoへの乗り換えを検討している場合は、よく考えて乗り換えするかどうかを決めたほうが良いでしょう。
筆者はいまのところ5G契約のドコモSIMでも問題なく動作するGalaxyしか検証していません。が、他のVoLTEに対応していない機種に触れる機会があれば、どのような挙動になるか検証して、結果を本サイトにて報告したいと思います。
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