香港版Galaxy S24 Ultra(SM-S9280)の通話・4G・5G通信の利用可否を検証

5G
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Galaxy S24シリーズは例年よりも早く、1月下旬頃から順次発売されています。

さっそく香港版S24 Ultraを入手したので、モバイル通信の挙動を検証しました。

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注意事項

  • 今後のアップデートで挙動が変わる可能性があります。
  • 3Gおよび5G SAは検証していません。
  • 本機種は技適未確認のため、日本在住のユーザーに利用を推奨するものではありません。

今回検証した端末は香港版のため、中国本土版・台湾版を含むその他の海外モデルとは挙動が異なる可能性があります。

運用バンドの確認

執筆時点で各通信事業者が運用している4G以降のバンドをおさらいします。

太字は本機種がスペック上対応している周波数です。

4G/LTE700MHz帯800MHz帯900MHz帯1.5GHz帯1.7GHz帯2GHz帯2.5GHz帯3.4GHz-
3.5GHz帯
docomoB28B19/B26B21B3B1B42
auB28B18/B26B11B3B1B41B42
SoftbankB28B8B11B3B1B41B42
RakutenB18/B26B3
スクロールできます
5G/NR700MHz帯1.7GHz帯2GHz帯2.3GHz帯2.5GHz帯3.4GHz-
3.5GHz帯
3.7GHz帯4.5GHz帯28GHz帯
docomon28(n1)n78n78n79n257
aun28(n3)(n40)n41n78n78,n77n257
Softbankn28n3n77n77n257
Rakuten(n3)n77n257
スクロールできます

検証結果

以下実機の検証結果です。

APNの挙動については従来のGalaxyと同様です。

docomo

  • 4G通信:B1,B3,B19,B28で利用可能
  • VoLTE通話:利用可能
  • 5G通信:n28,n78,n79で利用可能

ドコモ回線は4G・5Gともにエリアにほぼ支障なく利用できるようです。

またn78・n79のSub6-CAもSIM1で確認していますが、n78は3.7GHz帯のみの確認に留まります。3.4GHz帯・3.5GHz帯は確認できていません。

au

  • 4G通信:少なくともB1,B3,B18,B41で利用可能
  • VoLTE通話:利用可能
  • 5G通信:n41で利用可能

原因は不明ですが、なぜかau回線だけは5Gがうまく掴めないようです。検証個体では大半の5Gエリアで利用ができません。

対応バンドや周波数の組み合わせ、過去の法則を考えると利用できてもおかしくはないので、ソフトウェアアップデートでの修正に期待です。

Softbank

  • 4G通信:少なくともB1,B3,B8,B41で利用可能
  • VoLTE通話:利用可能
  • 5G通信:n3,n28,n77で利用可能

ソフトバンク回線もドコモ回線と同じく、エリアに関しては特に支障なく利用できそうです。

ただしn28以外のNRバンドは香港で利用されていないバンドのため、ドコモのSub6-CAのような組み合わせには対応していません。国際ローミング用途で最低限対応する形に留まっています。

n77では3.4GHz帯、3.7GHz帯を確認しています。

Rakuten

  • 4G通信:B3,B18で利用可能
  • VoLTE通話:利用可能
  • 5G通信:n77で利用可能
  • Rakuten Link:利用可能

楽天モバイルの4G・5Gともに自社回線・パートナー回線共に概ね支障なく利用できそうです。

5Gエリア内でも5Gを掴まないことが多々ありましたが、おそらくこれは端末の問題ではなく楽天モバイル側の問題とみられます。

まとめ

docomoauSoftbankRakuten
4G
5G
VoLTE
Rakuten Link

今回香港版S23シリーズでは対応していなかったn77に対応したことにより、ソフトバンクや楽天モバイルでも5Gのメイン周波数が利用できるようになりました。

しかし、auだけ5Gがほとんど利用できない様子です。

おそらくこれは意図しない挙動であることが推測されるので、見つかり次第修正されるのではないかと考えています。

4Gには特に影響がないものの、気になる人は当面au回線を避けた方が良いかもしません。

なお、挙動が改善され次第更新する予定です。

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