サムスンは2022年発売モデルで「防水対応機種」を前年よりも拡大するようです。
韓国のテック系メディアThe Elecが報じています。
A33以上のモデルで防水に対応か
2021年に発売されたGalaxy Aシリーズは、2021年12月2日時点でA02、A12、A22、A32、A42、A52、A72、Quantum2(事実上のA82 5G)といったように、大きく分けると8段階のラインナップが存在します。
このうちグローバル版でIPX5/7等級の防水に対応していたモデルはA52(4G)、A52 5G、A52s 5GおよびA72のみに留まっていました。
The Elecによると、サムスンはA33以上のモデルで防水に対応させる計画を立てているようです。
どの程度の防水等級の対応となるかは不明です。
5万円以下の普及価格帯のスマートフォンで防水に対応している機種は多くなく、サムスンは競合他社であるOPPOやXiaomiといった中国メーカーのライバルとの競争力を強化する狙いがあるとみられます。
なお日本では防水・防塵の対応が他国よりも求められる傾向にあるため、2021年発売の国内版Galaxy Aシリーズは全てIPX5/8等級の防水に対応しています。
生産プロセスも合理化
また、本体の製造工程にもテコ入れを行うとのことです。
現在のGalaxy Aシリーズでは、金型にプラスチックを流し込む成形の工程(射出成形)と塗装をそれぞれ2回ずつ行っています。
次期Aシリーズではそれぞれの工程を1回ずつに短縮させることで、コストの削減を図るようです。
上記の画像は先日アメリカ向けに発表されたA13 5Gです。
プラスチックで一体となったデザインになっており、既に生産プロセスの簡素化が行われているようにも見えます。
ミドルクラス以下のスマートフォンは、競合他社も多いうえ単価が低いので、どうしても利益率が低くなりがちです。
製造コストを少しでも下げることで、利益率の向上または低価格化を行う狙いがあると考えられます。
来年の格安Galaxyは、より合理的なデザインとなるのかもしれません。
画像・参考
Samsung Introduces Galaxy A13 5G in the US – Samsung US Newsroom
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