サムスンは指にはめるスマートリングの開発に本腰を入れ始めたようです。ETnewsが報じています。
スマートウォッチの新たな姿
同記事によると、この端末にはリアルタイムで健康状態が確認できる機能が搭載されるとのことです。
搭載されるものの候補としては位置情報や心電図(ECG)などといったものが挙げられます。そのため、スマートウォッチの代替となる次世代ウェアラブル端末といえるでしょう。
この開発に着手するにあたり複数のサプライヤーと話し合いを行っているとみられます。
なおサムスンでは以前よりスマートリングに関する特許を米国特許商標庁(USPTO)に出願しています。2022年7月に発表されたデータによると、リングには血流を測定する光電式容積脈波計(PPG)や心電図を測定する心電計(ECG)が搭載されており、心拍数や血圧を測定することができる模様です。

単独での動作は厳しいか
なお非常に小さいウェアラブル端末になる見込みのため、ディスプレイのようなものは搭載されないと思われます。一部スマートウォッチのように単独で動作させるのは難しいでしょう。
基本的にスマートフォンといった親機に接続して、その親機で計測したデータを確認するといった形になるのではないかと考えられます。
とはいえ非常に小型化されるため、ほぼ何も装着していないのと同じ程度には取り回しが良くなりそうです。機械式の腕時計とウェアラブル端末の併用も捗ります。
スマートウォッチのようなウェアラブル端末もスマートフォンと同様にコモディティ化が進んでおり、他者との差別化が非常に難しくなっています。一方で既に参入しているウェアラブルメーカーはいくつか存在するものの、スマートリングの市場はまだまだ競合が少ないです。
このようなスマートリングの発売時期は未定ですが、早めの展開で市場を抑えるべきという判断なのかもしれません。
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