以前Galaxy S22シリーズでは画面保護フィルムが貼られていないというニュースを報じました。
貼り付けなくなった理由として「環境保護活動の一環」や「ディスプレイのガラスに十分な耐久性があるため」などの公式回答を挙げていましたが、本当は「フィルムを貼ることができなくなった」と言ったほうが正しいかもしれません。
リーカーが指摘
韓国のリーカーであるDohyun Kim氏が「Galaxy S22シリーズで画面保護フィルムを貼り付けなくなった真の理由は特許侵害にあるのではないか」と推測しています。
サムスンは2020年10月ごろ、画面保護フィルム貼り付けに関する特許侵害の問題を起こしていました。
当該の画面保護フィルムは、専用の器具を用いて貼り付けを行います。しかし韓国当局の監査によると、この器具には中小企業の特許技術が含まれている可能性があるとのこと。
サムスンはこの特許を持つD社から技術を盗用し、J社にこの器具を生産させた疑いがあるようです。
なお同社のスマートフォン事業を抱えていた無線事業部(当時)のイ・ジョンミン氏は盗用を否認しています。
こういった特許侵害の問題があったため、S22シリーズでは画面保護フィルムを貼り付けることができなくなったのではないかと考えられます。
もしこの特許侵害が本当だとすれば、貼り付けを行う器具に問題があるだけなので、フィルムを顧客が貼り付けるように別売りで販売したことも納得できます。
純正フィルムは別売りで販売されているものの…
前述の通り、サムスンはGalaxy S22シリーズ用の画面保護フィルムを別売りで販売しています。
しかしこれらの販売は基本的にサムスン直販サイトのみであり、日本への発送に原則対応していません。加えて、S22 Ultraでは売り切れが続出しています。
海外Amazonのサムスン公式ストアも複数確認しましたが、本記事執筆時点ではいずれもS22 Ultra用だけ出品されていないようでした。
なお日本でもサムスン純正の画面保護フィルムは販売されています。
実際に画面保護フィルムの貼り付けを廃止した一因に特許侵害が含まれているかは定かではありません。しかしS22シリーズにおいて、画面保護フィルムが貼られていないモデルが存在するのは事実です。
無防備で使用することに抵抗がある方は、各自で好みのフィルムを探し出して貼り付けるしかなさそうです。
画像:Amazon US
参考
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