UVライトでレジンを固めるガラスフィルムのメリット・デメリット

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Galaxy S22シリーズからは大人の事情により試供品の画面保護フィルムが貼り付けられなくなりました。つまり、我々ユーザーは自力でフィルムを見つけて貼り付けなければなりません。

しかしながら近年のGalaxy Sシリーズは、フィルムを貼り付けると使用不可になりやすい超音波式の画面内指紋センサーが搭載されています。さらにディスプレイの左右が歪曲したデザインとなっていることが多く、より一層画面保護フィルムの選択肢が狭くなっています。S22シリーズには純正フィルムも存在しますが、材質はガラスではありません。

どうしてもガラスフィルムにしたい、という人もいるのではないでしょうか。筆者もそのうちの一人です。

そんな中、S22 UltraにUVレジンを硬化させて装着するガラスフィルム(以下UVガラスフィルム)を初めて試したので、使ってみて感じたメリットとデメリットをレビューします。

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メリット

うまく装着できれば理想に近い

S22 Ultraといった「エッジディスプレイの機種へ貼るフィルム」としては、かなり理想に近いフィルムの一つだと感じます。

通常のTPUフィルムやハイドロゲルフィルム(いずれも光沢タイプ)はどうしても摩耗に弱いです。今まで筆者が試したこれらの光沢フィルムは全て2~3ヵ月使うと指紋がつきやすくなり、同時に指滑りも悪くなりました。もちろん使い方によって耐久性は変わりますが、筆者の使い方ではすぐにコーティングが剥がれてしまいます。

こういった不満が少ないガラスフィルムにすることで、コーティングが剥がれるといった心配はほぼなくなりました。加えて貼り付けの際にゴミが混入しても目立ちにくいというメリットもあり、うまく装着さえできれば見栄えもかなり良くなります。

ただしガラスフィルムとUVレジンを重ねることからも、それなりの厚さにはなります。ちなみにタッチ感度は問題なく、他のフィルムと変わらない体感です。

ディスプレイ下側
ディスプレイ上側

ちなみに指紋認証はほとんど支障なく利用できます。装着してから再度設定は必要ですが、ガラスではない保護フィルムと大差ない程度の快適性です。

耐久性の向上に期待できる

これは一般的なガラスフィルムも同様ですが、ガラスではないフィルムなどよりも耐久性が高い傾向にあります。例えば落下させてしまった時には、ガラスフィルムが身代わりとなって割れて、本体を保護することが期待できます。

また薄いフィルムでは防げない強いひっかき傷に対しても、本体を保護することができるでしょう。

デメリット

貼り付けに手間がかかりすぎる

一方で貼り付けのハードルは非常に高いです。

液体のレジンをUVライトで硬化させてガラスフィルムを貼り付けるのですが、この液体が漏れ出すという高いリスクを抱えています。これがボタンや穴に入り込み硬化すると、スマートフォンが使用できなくなってしまう可能性があります

またUVガラスフィルムの性質上、貼り付ける際に入ってしまった気泡は基本的に抜くことができません。よってそのまま硬化させて使うか、新しいフィルムを貼り直すしかありません。

貼り付けにもかなり時間がかかるので、簡単に手を出すべきものではないと感じました。

決して安くはない

加えて値段も決して安いものではありません。高級なものだと10,000円以上するものも存在します。また失敗しても問題のないように複数枚用意すると、必然的に金額も高くなってしまいます。

筆者はかなりフィルム貼りに自信がありましたが、満足いく貼り付けができるようになるまで2枚入りを3セット、合計約8,000円ほどかかりました。

レジンが溶け出すことも

またレジンの質も製品によって良し悪しがあるようです。

原因は不明ですが、筆者の装着した製品は使用して1ヵ月半過ぎた頃、左右の端が溶け出してしまいました。UVライトによる硬化は十分に行っているので、何かの影響で軟化してしまったのだと思われます。

またレジンが溶け出した部分にはガラスフィルムとの隙間が生じるので、耐久性が低下して少し触れただけで割れてしまいました。

このように「レジンは硬化させても今後一切軟化しないわけではない」ということは想定しておかなければならないかもしれません。

まとめ

結論としては理想を求める人にオススメです。

一般的に「指紋認証対応」と謳うガラスフィルムは、指紋センサー部分がくり抜かれ、ガラス以外の材質にした見栄えもタッチ感度も良くない製品が多いです。このタイプが嫌な人でも、UVガラスフィルムは選択肢になりうるでしょう。

とはいえ、逆に言えば妥協できる人にはオススメできません。

またフラットディスプレイの場合、デメリットがメリットを上回ります。近年は指紋センサーの性能が向上しており、「穴」が開いておらずレジンを使用しない通常のガラスフィルムでも、指紋認証が利用できる製品が存在します。値段もそちらのほうが安い傾向にあるので、やむを得ない限りは通常のガラスフィルムをオススメします。

ちなみに「うまく貼る自信はないが、どうしてもS22 Ultraに理想的なガラスフィルムを貼り付けたい」という場合は、ドコモショップで取り扱っているWhitestone DOME GLASSの店頭貼り付けサービスの利用も検討すると良いでしょう。


参考

全画面フルクリアガラスフィルム(DOME GLASS) | docomo select | 製品 | NTTドコモ

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