Galaxy Sシリーズの廉価版として2世代展開されたFan Editionシリーズ。S10 Liteを含めれば3世代続いた廉価ハイエンドでした。
順当にいけば今年もS22 FEとして発売されるはずであるこのラインナップは、S21 FEで最後になるかもしれません。
開発の痕跡もなし、リークもなし
SamMobileによると、Galaxy S22 FEはキャンセルされたという見方が強いとのことです。
昨年の法則に従えばモデル番号はSM-S900xとなります。例年通りであればこの時期にモデル番号が発見されるはずですが、執筆時点で一切見つかっていません。そのほか信憑性のあるリークも皆無です。よって少なくとも2022年中には発売されなさそうな予感です。
なおS21 FEも2021年6月ごろにはリークが浮上していました。
S21 FEの失敗が原因か?
S20 FEは大きな話題となり、廉価ハイエンドとして人気でした。しかしS21 FEは半導体不足に見舞われ大幅にリリースを延期し、結局S22シリーズの1ヵ月前という非常に悪いタイミングで発売することとなりました。
S22シリーズが発表されるまで買い控えが発生したと考えられ、またS22シリーズ発売後も十分な差別化ができていません。S20 FEと比べてもまとまった台数が売れているようには見えず、S21 FEはプロダクトとして失敗であると言えそうです。
2022年も半導体不足が完全に解消したわけではないうえ、情勢も不安定です。そのためサムスンはS22 FEも例年通り秋ごろのリリースが困難であると判断し、余計なコストがかからないよう初期段階から開発を断念したのかもしれません。
また近年Aシリーズの性能が向上し、FEのラインナップで差別化が難しくなっているのも事実です。FEそのものを廃止することにより、経営の改善が期待できる可能性があります。
Galaxy Noteは廃止というよりはSシリーズに統合という形になっており、コンセプトはS22 Ultraに引き継がれています。FEも同様に、Aシリーズの上位ラインナップに統合されるのかもしれません。
参考
Exclusive: Samsung Galaxy S22 FE may end up being cancelled – SamMobile
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