Galaxyでは2021年秋ごろよりOne UI 4(Android 12)への更新が順次可能になっています。
日本国内ではau版Galaxy S21(SCG09)およびS21+(SCG10)が最速で、1月25日午前10時より順次アップデートが配布されました。
筆者は先行して海外版GalaxyでOne UI 4を利用しており、更新してから数週間経ったので、One UI 3.1から変更となった点と簡単なレビューをまとめます。
カメラアプリ
純正カメラアプリでは、切り替えやズームなどといったアイコンがイラストではなくなり、具体的な倍率へと変更されました。
そのほかの大きな変更点は特に見受けられず、引き続きピンチイン・ピンチアウトでズーム倍率が調整可能です。
バッテリーとデバイスケア
「バッテリーとデバイスケア」のアプリにおけるデバイスの健康状態は、百分率ではなくなり「良い」「非常に良い」などいった抽象的な表現へと変更されました。
なおこのトップ画面以外で目立った変更点は特になく、引き続き従来と同様の使い心地です。
通知パネル
通知は従来のバージョンよりも小さくまとめられるようになりました。タップすれば展開されます。
同アプリの通知であれば、多量の通知が届いても自動でまとめて最小化されるようです。
Gogle PixelのAndroid 12とは異なり、クイックパネルのレイアウトは大きく変更されていません。そのため今までと同様の使い心地となっています。
なおクイックパネルのカラーは「壁紙とスタイル」の設定より、壁紙に準じた色に変更が可能です。
壁紙によって設定できるカラーが変わります。
天気アプリ
天気アプリのアイコンは大幅に変更となったので、多少の慣れが必要かもしれません。
とはいえ内容は大きく変わっておらず、全体の配置なども従来と同様です。
その他使用感
- 不具合
2022年にアップデートされたモデルでは、One UI 3.1よりも安定している印象を受けます。今のところ不具合などは発生していません。
- バッテリー持ち
数日間最適化の過程でバッテリー消費が激しくなりますが、それ以降はOne UI 3.1と同等もしくはそれ以上のバッテリー持ちとなるようです。
- パフォーマンス
端末の平均起動時間が短くなったような気はしますが、まだAndroid 12に最適化されていないアプリが多い印象を受けます。
特にTwitterはスクロールなどで不自然な動作となることが多く、総合的なパフォーマンスは今のところ高くありません。
ただこういった事象はAndroid 12のGoogle Pixelでも見受けられるため、今後アプリ側の最適化で改善すると思われます。
総評
全体的に見ても変わった点を見つけることの方が難しく、「新機能盛りだくさん」というよりは「ソフトウェアの安定化」に重点を置いているのではないかと感じました。一般的なユーザーには受け入れられやすいでしょう。
あまり多くは変化していないものの、満足度が高く個人的な評価は高いです。特に理由がない限りはアップデートしても問題ないと思います。
画像:Samsung
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