オウルテック AO-ACTC2PD レビュー – 激安USB Type-C 2ポート急速充電器

レビュー
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筆者はよく使うガジェットのUSB端子を全てType-Cに統一しています。

またガジェットを多数所持しているため、1ポートの充電器を多数使用すると自宅がタコ足配線まみれになってしまい、SNSよりも先に自宅が燃えてしまいます。

そこで複数Type-Cポートが存在する本製品を購入したわけですが、早くも使用してから1ヵ月が経ちました。

せっかくなので、本音レビューを書こうと思います。

数少ないType-Cが2ポートある充電器

実は「Type-Cポートが複数ある充電器」はあまり多くありません。

たいていは最も一般的なType-Aの大きい端子(1~複数ポート)と小さいType-C端子が1ポート、という組み合わせが多く、Type-Cポートが複数あるものは結構探すのに苦労します。

見つけたと思ったらかなりいい値段のするハイエンド充電器だったりと、なかなか探すのに苦労します。Type-Cが普及しているとはいえ、まだまだ需要が少ないのでしょう。

そんな中見つけたのがオウルテックの本製品でした。以下スペック(一部抜粋)です。

USBポートUSB Type-C × 2ポート
入力電圧AC100 – 240V 50/60Hz
出力仕様(Power Delivery、Quick Charge3.0):5V/3A、7V/2.5A、9V/2A、12V/1.5A
(Quick Charge3.0):5V/3A、9V/2A、12V/1.5A
最大出力36W
本体サイズ約64(W) × 30(D) × 64(H) mm
重量約120g
出典:オウルテック

充電規格はPDとQC3.0の15W~18Wに対応しており、iPhoneやGalaxy、Google Pixel、格安スマホといった一般的なスマートフォンを充電するには十分かと思います。逆に言えばPCやタブレットでは少し物足りないかもしれません。

なお中国メーカーのハイエンドスマホは充電規格に独自のものを採用していることが多く、純正の充電器を使った方が良いです。

カラーは白と黒があるので、在庫さえあればお好みで選ぶことが出来ます。

価格の安さが最大の魅力

この製品の一番の特長は「安い」です。

執筆時点で1,980円と異常なほどの安さで、正直心配になるレベルです。

とはいえ口コミを見ても「爆発した」「燃えた」といったような目立った報告は特になさそうですし、傷といった初期不良の返品対応もおおむね評価が高いので、多分大丈夫だと思います。

少なくとも1ヵ月使用した限りでは特に問題なさそうです。当然ですが発煙や異音などもありません。

充電性能・発熱は問題なし

本製品は各ポート最大18Wまでの出力が可能なため、両方のポートを使用していると充電が遅くなる…といったボトルネックの心配はありません。急速充電に対応していれば、どちらも最大のパフォーマンスで充電が可能です。

異常な発熱もなく、一般的な利用における性能としては十分だと感じました。

今までは同じくType-Cポートが2つあるGoogleの純正充電器を使用していましたが、これは2ポート合計25Wまでの出力でした。そのため両方のポートを使用した際の充電速度低下が気になっていました。

本製品を購入してからはこういった不満がなくなり、大変満足しています。

「自動で機器に最適な充電をするSmart IC」と謳っているものの、正直これが急速充電に貢献しているのかどうかはよく分かりません。

ただ以前使用していた充電器で起こっていた「急速充電に失敗する事象」は、今のところ本製品では起きていません。

なお冬の寒い室温では急速充電できない場合がありますが、これは充電器ではなく端末側の仕様です。暖房をつけて室温と端末本体の温度を上げてから充電すると、急速充電できるようになるかもしれません。

ちなみにGalaxyは本体温度を約15℃以上にすると急速充電が復活します。

デカすぎる

ここまで良いところばかり紹介してきましたが、本製品には唯一で致命的な問題があります。

それはサイズが大きすぎることです。

重さも120g程度でそこそこ重いですが、それ以上にサイズが大きすぎます。

GaN充電器によって小型化が進んでいる昨今の充電器と比較すると、かなり大きく感じてしまいます。

小型が売りの充電器と比較するのは若干かわいそうですが、手元にあったAnkerの1ポートUSB Type-C 30W充電器 PowerPort Atom PD1と比較してみます。

ちなみに、この充電器はiPhoneにかつて付属していた5W充電器とほとんど同じ大きさです。

でかい。

コンセントに挿した場合、向きによっては2プラグ分を丸々塞ぎます。

かといって反対に挿してもギリギリなため、高頻度で隣のプラグに挿した機器と干渉します。

要するに、挿す方向と場所を考えて使用する必要があります

出典:オウルテック

公式の製品紹介ページを見てみると、こんなものが掲載されていました。この製品の開発に携わった人は全員巨人なのでしょうか?

口コミでも「大きい」という声が多数あるため、ある程度は覚悟していましたが、それでもなお実際に届いて手に取った時改めて「大きいな」と感じるくらい大きいです

…とはいえ安価であることから、大きさと価格を天秤にかけると妥当であると感じました。

まだプラグが折りたためるだけマシだと思います。

なお、旅行の際はかさばるので注意してください。

サイズさえ目を瞑れば良い製品

複数ガジェットを所持していなくとも、家族で共有したりする場合にとても便利な製品です。

非常にに安く手に入ることから、一度買ってから自分が使うか、身内にプレゼントするかを検討するのも良いかもしれません。

特に最近のiPhoneは充電器が付属しておらず、また付属しているケーブルの端子も片側がUSB Type-Cです。これらは本製品と非常に相性が良いといえるでしょう。

ただサイズが大きすぎて実質的にコンセントプラグを2つ占領してしまうことが多いため、購入する際はこの点を覚悟したほうが良いと思います。

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