開発中の次期Galaxy Sシリーズとみられる端末がGeekbench Browserに登場しました。
飛躍的な性能向上に期待

登場したのは「SM-S926U」で、これは型番規則に当てはめると米国向けGalaxy S24+(仮称)に該当します。
搭載しているプロセッサはコードネーム等からQualcomm製であることが確定的であり、さらに詳しく言うとSnapdragon 8 Gen 3(仮称)、もしくはその派生モデルであると考えれられます。
プロセッサの詳細を見てみるとオクタコアのうち、1コアが3.30GHz、3コアが3.15GHz、2コアが2.96GHz、残り2コアが2.27GHzの周波数で動作しているようです。
Galaxy S23シリーズとスコアを比較すると、シングルコアのスコアが15~20%、マルチコアのスコアが20~25%程度向上しており、更なるパフォーマンスの向上に期待が出来そうです。
ただし普段のリリース時期からかなり早いタイミングでの登場であることから、まだまだ開発中の段階であることが推察されます。CPUの周波数なども含め、我々が入手できる量産品とは仕様が異なる可能性もありそうです。
Exynos版は復活か?
そのほか、Galaxy S24シリーズ(仮称)はExynosプロセッサ搭載モデルも復活するという噂が浮上しています。
著名リーカーIce Universe氏(X:@UniverseIce)によると、Exynos 2400(を搭載したGalaxy)は確実に復活し、欧州やアジアの一部で展開が期待される(意訳)とのことです。

従来のGalaxy Sシリーズは中華圏・日本・米国に限ってSanpdragonを搭載しており、その他の地域はExynos搭載とすることが一般的でした。
ところがExynos版Galaxy S22シリーズはロシアを含む欧州のみの展開、Galaxy S23シリーズは全世界でSnapdragon搭載になったりと、ややイレギュラーな状態が2年続きました。
Ice Universe氏の「欧州やアジアの一部(Europe and parts of Asia)」という発言は、前述した従来の搭載ルールに戻るという意味を含んでいると考えられます。
そのため欧州に限らず、Galaxy S22シリーズからSnapdragon搭載となっていた中東、アジア(日本と中華圏を除く)、オセアニア、米州(米国を除く)といった地域も、再びGalaxy S24シリーズでExynos搭載モデルとなる可能性がありそうです。
Snapdragonは高コスト体質であると言われており、さらにTSMCの先端プロセスを採用することも相まって、今後さらなる高額化が予想されています。
そのため内製できるExynosプロセッサの採用は「Galaxyのコストを下げる」という意味で非常に重要な役割を持っていると言えるでしょう。
実際に販売価格を抑えるかはサムスン次第ですが、次期Galaxy Sシリーズの低コスト化に期待したいところです。
画像:Samsung
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