日本時間2月2日発表となったGalaxy S23シリーズ。
発表では全体的にマイナーアップデートという印象でこれといった変化がないように見受けられましたが、実際は大きく改善されているようです。
先んじて実機を入手している複数のレビュワーなどが情報を発信しています。
カメラ性能の向上
静止画は多くの場面で改善
カメラのハードウェアはスペック表を見る限り、フロントカメラと背面のメインカメラ程度しか変更されていませんが、ソフトウェアによって全体的にパフォーマンスが改善されているようです。
ダイナミックレンジが改善され、逆光にも強くなっているとのこと。
望遠カメラのハードウェアは据え置きと言われていますが、ズーム性能もしっかり改善されている模様です(S23 Ultraは右側2枚目)。
インカメラは画素数こそ減少しましたが、暗所性能が強化されノイズが減少しているようです(S23 Ultraは左側1枚目)。
非常に優れたOISを搭載
光学式手ブレ補正(OIS)についても劇的に改善されました。S22 Ultraから2倍改善されたと謳われていますが、宣伝の通り偽りなく高い性能を発揮する模様です。
実機の比較でも明確な差が分かります。
バッテリー持ちの飛躍的な改善
バッテリー容量は5000mAhと据え置きとなっていますが、バッテリー持ちは相当に改善されているようです。プロセッサの変更やソフトウェアの最適化などによって燃費の良さを実現している模様です。
実機比較の動画では現行フラグシップ機の中で最もバッテリー持ちが良いとされるiPhone 14 Pro Maxに肉薄しており、Androidとしてはトップクラスの駆動時間(11時間15分)を叩き出しています。
S22 Ultraではバッテリー容量の割にあまりバッテリー持ちが良いという印象ではありませんでしたが、S23 Ultraでは大幅に改善されている可能性が高いです。
ただし上記のバッテリー検証は実際の使い方とはかけ離れているため、参考程度に留めておくべきでしょう。
S22シリーズから乗り換える価値もあり
当初は筆者もあまり変化がないと思い込んでいましたが、実際には惜しい点がしっかり改善されている様子です。
特にバッテリー持ちに関してはS23やS23+でもバッテリー容量の増加だけでは説明がつかないほど大きく改善されている模様で、これだけでもS22シリーズから買い替える価値があるように思いました。
Galaxy S23シリーズは2月中旬より順次発売で、日本は昨年通りであれば5月頃にS23およびS23 Ultraが発売される見込みです。
なお本サイトでもS23 Ultraの実機レビューを投稿する予定です。S22 Ultraと比較して、どのような点が改善されたかを詳細にチェックしていきます。
参考
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