2022年におけるサムスン主力のフォルダブルラインナップとなるはずのGalaxy Z Fold4およびZ Flip4(いずれも仮称)。
これらの機種とみられる米国向けの端末が通過したので、本サイトでも取り上げます。
米国版とみられるものが通過
通過したのは米国版Galaxy Z Fold4およびZ Flip4とみられるもので、型番はそれぞれSM-F936U、SM-F721Uとなる模様です。
いずれの端末も米国以外で利用されているものを含む対応バンドが判明しており、まとめると以下となります。
モデル名 | SM-F936U, SM-F721U |
2G GSM | GSM850, GSM900, DCS1800, PCS1900 |
3G UMTS | B1(2100), B2(1900), B4(AWS), B5(850), B8(900) |
4G FDD LTE | B1(2100), B2(1900), B3(1800), B4(AWS), B5(850), B7(2600), B8(900), B12(700), B13(700), B14(700), B18(800), B19(800), B20(800), B25(1900), B26(850), B28(700), B29(700), B30(2300), B66(AWS-3), B71(600) |
4G TDD LTE | B38(2600), B39(1900), B40(2300), B41(2500), B46(5200), B48(3500) |
5G FDD Sub6 | N1(2100), N2(1900), N3(1800), N5(850), N7(2600), N8(900), N12(700), N20(800), N25(1900), N28(700), N30(2300), N66(AWS-3), N71(600) |
5G TDD Sub6 | N38(2600), N41(2500), N48(3500), N77(3700), N78(3500) |
5G TDD mmWave | N257(28000), N258(26000), N260(39000), N261(28000) |
既存のモデルより大きな変化は特にないですが、ミリ波は日本のバンドであるn257にも対応しています。なお実際に日本で利用できるかどうかは不明です。
米国版は対応バンドがその他の地域向けモデルよりも多い傾向にありますが、そのほとんどが北米バンドとなっています。とはいえ日本を含む米国内外の主力バンドには概ね対応しており、国際ローミング用途においてもエリアにはほとんど支障がないでしょう。
余談ですが、米国向けGalaxyは「サムスン直販モデル」と「通信事業者で販売されるモデル」の大きく2つに分けられます。後者は対応バンドがソフトウェアによって一部封印され、他社通信事業者のNRバンドが利用できなくなっている場合もあるようです。そのため全てのモデルでこの周波数に対応しているかは実機を見ない限り不明です。
つまり上記の表はあくまで「ハードウェアが対応しているバンド一覧」となります。
スペックの噂
以前の噂から、いずれもSnapdragon 8+ Gen 1搭載となる見込みです。
バッテリー容量はGalaxy Z Fold4でほぼ据え置きの4400mAhほど、Z Flip4は約1割増の3700mAhほどとなりそうです。
大幅なデザインやサイズの変更はなさそうですが、Z Fold4ではアスペクト比が若干変更されると言われています。メイン(内側)ディプレイがより正方形に、これに伴いサブ(外側)ディスプレイもやや横長となり、先代モデルと比べて閉じた状態でも使いやすくなりそうです。
またZ Fold4においてカメラ性能が大きくアップデートされる可能性があり、メインカメラは5000万画素となるかもしれません。センサーは不明ですが、画質の向上に期待できそうです。
噂からも大幅な変更は少なめで、どちらかというとマイナーチェンジとなりそうです。
ちなみにこれらの発表は現地時間8月10日であるとEvan Blass氏がTwitterにて投稿しています。
※現在は著作者の申し立てにより画像が削除されているようです。
日本での発売は現時点で不明ですが、昨年はいずれの機種もauとドコモ両方から発売されました。今年も2社からの発売を期待しても良いかもしれません。
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参考
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