日本では最も安価なGalaxyとして展開されている、Galaxy A20ラインナップ。
その2022年モデルとなるA23 5Gとみられる端末が発見されたので、本サイトでも考察を交えつつまとめます。
Snapdragon 695搭載に
複数の情報源より、米国向けGalaxy A23 5Gとみられる端末のGeekbenchスコアが発見されました。
“holi”というコードネームはSnapdragon 480または695に付与される名称ですが、本機種はCPUの周波数から後者のSnapdragon 695搭載であることが分かります。
メモリは4GBとなっており、ローエンド機種では概ね標準と言えるでしょう。
ユーラシア諸国向けの同機種のモデル型番は執筆時点でまだ発見されていないものの、順当にいけば発売されると考えられます。
スペックの多くは明らかにされていませんが、4G版のA23では5000万画素のカメラを搭載しているので、同様のカメラが搭載される可能性は高いでしょう。
またワンランク下のA13(4G/5G版問わず)や4G版のA23は5000mAhのバッテリーを搭載しており、本機種も例に漏れず5000mAhとなりそうです。
日本ではローカライズして展開か?
日本ではGalaxy A20から毎年途切れることなく展開されています。また2021年より5G対応モデルが展開されるようになりました。そのため2022年も5G対応モデルが展開されるでしょう。
しかしながら最も日本向けのローカライズが行われるモデルの一つでもあり、昨年は海外版A22 5Gとは似ても似つかない、A22 5Gと名の付くほぼ別モデルが投入されました。実際にモデル番号もSM-A223となっており、海外版のSM-A226と異なる(やや低性能の)バリエーションという位置づけのようでした。
以下画像1枚目は海外版(イギリス向け)A22 5G、2枚目は国内版(ドコモ向け)A22 5Gです。
日本の通信事業者では、22,000円を超える契約に伴う端末値引きが規制されている影響により、端末代金を22,000円前後に抑えて1円でばら撒く「撒き餌」とも言える廉価機種が展開されがちです。本ラインナップも「撒き餌」として、原則的に2万円前後の価格で提供されてきました。
一方で日本で展開されているSnapdragon 695搭載機種の定価相場は4万円前後と、倍に近い価格となっています。SM-A236Uのようなモデルが日本で発売される場合、相当スペックを削らなければ2万円前後で提供は困難でしょう。
筆者的には引き続きDimensity 700搭載のA13 5Gがほぼそのまま投入されるか、A22 5Gのようにベースモデルからバッテリー容量やディスプレイ、カメラなど、かなりスペックを削ったA23 5Gと称するモデルが展開されると予想しています。
au専売、またはドコモ専売となる可能性はあるものの、2万円前後のGalaxyが日本に投入されることはほぼ確定的だと考えています。
性能的にはA22 5G比からかなり向上することになるので、多少のスペック低下はあれど是非Snapdragon 695搭載のGalaxyを国内にも展開してほしいところです。
画像:Galaxy(日本)
参考
Samsung Galaxy A23 5G with Snapdragon 695 SoC, 4GB RAM Spotted on Geekbench – SLASHLEAKS
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