Galaxy S21 FEが発売されて4か月が経過した執筆現在、本機種のマイナーチェンジモデルが登場するのではないかと噂されており、海外で話題となっています。
以前からの噂ではSnapdragon 720Gを搭載する4Gモデルとなるとされていましたが、どうやらその可能性は低いようです。SamMobileが報じています。
新たな型番がリストに現れる
Google Play対応デバイス一覧において、Galaxy S21 FE 5Gの新たなモデル番号、SM-G990B2が発見されました。
重要なのは”5G”という名称がついていることで、その名の通り5Gに対応することがほぼ確定的となっています。
少なくとも5Gに対応したプロセッサを搭載するとみられ、一般的に考えて4Gまでしか対応していないSnapdragon 720G搭載の可能性は低いでしょう。
またSM-G990B2はBluetooth認証も通過しており、バージョン5.2に対応することが明らかとなっています。既存のヨーロッパ向けS21 FE(SM-G990B)は”Galaxy S21 FE 5G”としてバージョン5.0で通過しており、既存の製品とは異なることが分かります。
ちなみにSnapdragon 720GはBluetooth 5.1までの対応なので、やはりこのSoC搭載となる可能性は低いでしょう。
Bluetooth認証では名称に”5G”がついていないですが、近年のハイエンド製品では5G対応が当たり前となったため名称から”5G”が消えつつあります。例えばGalaxy S22シリーズは5Gがつかない名称(S22、S22 Plus、S22 Ultra)が正式ですが、世界中の地域で原則的に5G対応となっています。
そのためS21 FEのマイナーチェンジモデルも同様に、名称に”5G”がつかなかったとしても5G対応となるのではないか、と筆者は推測しています。
スペックはどうなる?
あまり同名称のマイナーチェンジは前例が多くなく推測が難しいですが、主にヨーロッパに展開されたS21 FE(SM-G990B)はSnapdragon 888搭載でした。
Bluetoothのバージョンが既存のS21 FEと異なりますが、同プロセッサを搭載したZ Fold3などが5.2に対応していることから、プロセッサの変更がない可能性は十分あるとみられます。しかし変更される可能性も否定できず、以前の噂で挙がっていたMediaTekプロセッサを搭載するという可能性もゼロではありません(筆者的にこの可能性は低いと考えています)。
大きな変更はあまり期待しないほうが良さそうです。
TwitterユーザーAnthony氏によると、S21 FEのマイナーチェンジモデルは6月30日にリリースされるとのことです。
しかし本機種はリークが大量に流出するサムスンの割には情報が少なく不確定要素が多いため、このリリース日は参考程度に留めておいたほうが良いかもしれません。
参考
Supported devices – Google Play Help – Google Support (storage.googleapis.com)
Launch Studio – Listing Details (bluetooth.com)
New Galaxy S21 FE listed as a 5G device on Google Play – SamMobile
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