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Galaxy M23 5G レビュー – 良くも悪くも初の機種、今後に期待と不安あり

Android

事前の噂もなく突然発売された、限定モデルを除き国内モデル初のSIMフリー版となったGalaxy M23 5G。

1週間ほど使用してみたので、使ってて良いと感じたこと、悪いと感じたことについてのレビューをまとめます。

スペック表と付属品をチェック

スペック表

引用元:Galaxy(日本)

Snapdragon 750G搭載のミドルクラスとして登場しました。価格は販売元によって変動しますが、約4万円からとなっています。

同じプロセッサを搭載したGalaxyにA52 5Gがありますが、これよりもバッテリーが500mAh多く全体的に大型で、防水・防塵に対応しておらず、ディスプレイが有機ELではなく液晶になっていることが大きな違いです。

付属品と外観

以下同梱品です。本体、USB Type-C to CケーブルとSIMピン、あとはスタートガイドのみと、近年のGalaxyらしい簡素なものとなっています。

工場出荷時点でフィルムは貼り付けられておらず、ケースも付属していません(実機の画像はサードパーティ製のガラスフィルムを貼り付けた状態です)。

上部にはマイク穴のみ、下部は左から3.5mmイヤホンジャック、マイク穴、USB Type-C端子、スピーカーです。

左側面は上側にSIM・SDカードスロットのみです。右側面は上(写真右)から音量ボタン、指紋センサー兼電源ボタンとなっています。

画面側です。水滴ノッチの液晶ディスプレイで、ベゼルは太めです。

背面側です。カメラは3眼となっていますが、一番下のマクロカメラはほぼないものと思った方が良いです。ロゴ刻印は「Galaxy」と2つのIMEIのみ(一部画像加工)で、型番刻印はありません。

背面は指紋がつきにくく、プラスチック筐体の割に質感が良いです。

パフォーマンス

ベンチマーク計測結果

本機種ではAnTuTu v9およびGeekbench v5を計測しました。

AnTuTu v9.3.7
Geekbench 5.4.4

AnTuTuは40万点弱、Geekbenchもシングル640点、マルチ1900点弱と、当然ですが同じプロセッサを搭載したA52 5Gとほぼ同じ結果になりました。

パフォーマンスの体感

正直GalaxyのOne UIはこのスペックだとパワー不足で、普段使いですら若干もたつくことがあります。

数年以上前の古い機種やミドルクラスからの乗り換えでは不満を感じることはないですが、ハイエンドからの乗り換えだと少々気になると思います。

全然ダメということはないですが、人によっては不満が出る性能でしょう。

なおTwitterもカクつく場面が多いですが、Android 12以降ではどのスマートフォンを使ってもカクつきやすいので、恐らくアプリ側の最適化不足が主な原因であると考えられます。

とはいえ最適化されたとしても、Snapdragon 750Gの性能では常時120fps(リフレッシュレート上限)を維持することは難しいでしょう。端的に言うとスペックが足りません。

国内版唯一のデュアルSIM対応

本機種は恐らく国内版Galaxyにおいて唯一のデュアルSIM対応となっています。GalaxyはデュアルSIMの切り替えがいつでも簡単に行えます。

本機種も例に漏れず、クイックパネルからすぐにデータ通信のSIMを切り替えることができるため、必要に応じた使い分けが捗ります。

また本機種は対応バンド的に

  • ソフトバンク系のSIM(5G契約)
  • povo
  • 楽天モバイル(5Gエリア内でぶっ壊れるので5Gはオフ)

のいずれか2枚の使い分けがオススメです。

なお本機種はトリプルスロットのため、デュアルSIM運用をしつつSDカードを使用することも可能です。

画面が予想以上に綺麗

本機種は価格を抑えるために液晶ディスプレイが採用されています。サムスンお得意の有機ELディスプレイは搭載されていません。

そのため筆者はガッカリしていましたが、本機種に関しては意外とディスプレイが綺麗です。個人的にはGalaxy S22 Ultraと併用していても許容できます。

また輝度もそれなりに高く、屋外でも比較的画面が見やすいです。良い意味で期待を裏切られました。

カメラは静止画ならOK

本機種のメインカメラセンサーはサムスン製のISOCELL JN1となっています。非常に小型のセンサーですが、写真うつりはそこまで悪いものではないようです。

廉価機種としては十分な写真が撮影できると思います。

ただ最近天気が悪くて映える写真が撮れていません…。天気はめちゃくちゃ悪いですが、メインカメラの画質は悪くないです。

ただしOISはないので、動画に関しては期待しないほうが良いです。そもそも60fpsで撮影することもできません。以下の三択だけです。

なお、標準のカメラアプリはかなり重いです。シャッターを切るにも一苦労で、シャッターチャンスを逃す可能性があります。

バッテリー持ち

本機種はミドルクラスにも関わらず5000mAhの大容量バッテリーを搭載しているため、かなりバッテリー持ちが良いです。

リフレッシュレート120Hzを常時適用し、なおかつハードに使っても丸1日余裕で持ちます。モバイルバッテリーのお世話になることはほぼないでしょう。

Twitter監視とネットサーフィンが主な用途の場合、6時間程度使っても半分程度残っているため、単純計算で完全放電まで12時間程度は使えそうです。大体S22 Ultraと同程度のバッテリー持ちです。

指紋の精度は普通

電源ボタンと兼用になっている指紋センサーについてですが、Galaxy A32 5G(SCG08)よりは認証が通りやすい気がします。

ただし、同じく側面に指紋センサー兼電源ボタンがあるZ Fold3の認証成功率には及びません。指紋が薄い人はより一層差を感じるうえ、毎日指紋を再登録する必要が生じそうです。

まあ通った際の速度は申し分ないので、まずまずといって良いでしょう。

ちなみに、最大で3件までしか指紋を登録することができません。

シングルスピーカーだがイヤホンジャックあり

本機種はシングルスピーカーであり、音質も普通です。音量もさほど大きくなく、必要最低限という感じです。このあたりはA52 5Gに軍配が上がります。

ただ、近年搭載を見送られがちなイヤホンジャックは引き続き搭載されています。有線イヤホンは同梱されていませんが、手元に何か有線イヤホンがあればアダプタなしで使用することができます。

Galaxy M23 5Gのココがダメ!

ここからは本機種を使って感じた「特筆すべきダメな点」を挙げていきます。

個人的に不満のあるところはもちろんのこと、マーケティング的に惜しいと感じた点も記述します。

防水・おサイフケータイ非対応

恐らく本機種はテストマーケティングを兼ねているので仕方ないといえばその通りなのですが、少なくとも防水防塵には対応してほしいと感じました。

日本のGalaxyはフォルダブルという例外を除き、どんなに安い機種でもIP6X、IPX5およびIPX8にはほぼ必ずと言って良いほど対応しています。そのため本機種も対応させることは技術的に可能なはずです。またおサイフケータイも同様に、ほとんどの機種で対応しています。

しかも防水防塵・おサイフケータイは、最近だと中国メーカーの製品でも対応するケースが増加しています。これらが非対応となると、マーケティング的にも不利であることは間違いありません。おサイフケータイを利用しているGalaxyユーザーは選択肢にすら入らないでしょう。

ただし敢えて非対応にして、その分価格を抑えてどのくらい売れるのか試している、という可能性もありそうです。

次回があるかどうかは本機種の売れ行き次第だと思いますが、次のSIMフリー展開でこのあたりの対応可否をどうするのか気になります。

バイブがショボすぎる

通知やタッチのフィードバックなどで使用されるバイブレーションが酷いです。

あまりにも安っぽく、単刀直入に言うと不快です。いくら4万円で安いとはいえど、バイブに関しては2万円以下の激安スマホとほぼ変わりません。

筆者はとりあえずオフにして使用することにしました。

販路が狭すぎ

これもテストマーケティングと思われるので仕方ないのですが、本機種は販路が狭すぎます。

オフライン販売はGalaxy Harajukuでしか行っておらず、量販店を含めて原則オンラインでの販売となっています。

まあGalaxy Mシリーズは本来インターネット販売のみで展開する方針のラインナップだったので、逆にブレずにアイデンティティを維持しているとも捉えられますが…。

オフラインで積極的に販売する他のラインナップも出してほしいところです。

対応5Gバンドが少ない

n79はアンテナコストが特に嵩むと言われているため仕方ないと思いますが、n28には対応して欲しかったと感じます。

auやソフトバンクの回線ではn28(700MHz帯)に対応していないと利用できる5Gエリアが制限されがちです。

楽天モバイルは5Gが使えず、ドコモではn79に対応していないとなると、どの通信事業者でも5Gエリアは満足に使えません。SIMフリーなので仕方がないのですけど。

B8には対応してくれたので、なおさら惜しいポイントだと感じました。

まとめ

○良いところ

  • 4万円で120Hzリフレッシュレート
  • 丸1日余裕のバッテリー持ち
  • 国内版SIMフリーかつデュアルSIM対応

×悪いところ

  • 随所に見えるコストカット
  • 防水防塵・おサイフケータイ非対応
  • 今後のアップデートが心配

一般的なユーザーが格安スマホに出せる金額の上限を攻めた価格の本機種ですが、完成度の高いソフトウェアと十分すぎるバッテリー持ちにより、値段の割に満足度はかなり高いです。

一方でコストカットされた部分も目立ち、良くも悪くもミドルクラスといったところです。割り切って使えるなら不満はないでしょう。

また国内版SIMフリーのGalaxyは、どの程度の頻度でアップデートが降りてくるのかハッキリしていません。

通信事業者に関与しないということは、メーカーのみでアップデートを対応することになります。ミドルクラスなのもあり、頻繁なアップデートは期待できなさそうに感じます。

本機種の評価は今後のサムスンの対応によって大きく左右されそうです。

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