先日発表されたGalaxy A34 5GはDimensity 1080搭載、Galaxy A54 5GはExynos 1380搭載となっています。
いずれも先代に搭載されていたからExynos 1280からパフォーマンスが向上していると謳われていますが、これら実機によるAnTuTuベンチマークスコアが判明した模様です。
いずれも先代からスコアが上昇
公開しているのはVy Vo Xuanというチャンネルで、左から順にA14(4G)、A34 5G、A54 5Gの実機を用いて、動画内でスコア計測を行っています。型番はSM-A145F、SM-A346E、SM-A546Eとのことですが、ストレージ容量は不明です。
初期のソフトウェアのため今後変動する可能性はありますが、A34 5Gは47万点前後、A54 5Gは50万点前後となるようです。先代比較では約10%、約20%のスコア向上となります。中価格帯の機種も着実に性能が向上していることが分かります。
なお筆者が実機で計測したミドルクラスGalaxyはExynos 1280搭載のA53 5Gが約43万点、Dimensity 900搭載のM53 5Gが約45万点、Snapdragon 778G搭載のA52s 5Gが約50万点でした。
One UIはかなり重いシステムとして有名ですが、ここまでの性能があれば十分快適に動作すると考えて良いでしょう。
最適化に懸念
ただし、スマートフォンはベンチマークスコアが全てではありません。快適さの向上にはハードウェア性能に加えて、ソフトウェアの最適化が欠かせません。
Exynosプロセッサはいずれにおいてもソフトウェアの最適化があまり進んでいない傾向にあるため、実際にはA54 5GよりA34 5Gのほうが快適な場面が多いという可能性も考えられます。
とくにA54 5Gに言えることですが、今後のアップデートによる最適化に期待したいところです。
Galaxy A34 5GおよびGalaxy A54 5Gは、2023年3月から順次発売されます。
今後Galaxy Aシリーズの展開地域は増加する見込みで、日本でもA54 5Gが発売される予定です。
画像:Samsung UK
参考
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