Galaxy A57 5G 実機レビュー – 型落ちハイエンドから乗り換えは可能?

Android
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サムスンは2026年4月にGalaxy A57 5Gを発売しました。
メーカー直販版や各キャリア版などが各所で販売されており、日本国内のGalaxyとしては「ミドルクラス」の立ち位置となっています。

筆者はちょうどメインで使用していたGalaxy S25に飽きてきた頃だったので、発売日にGalaxy A57を購入し、乗り換えてみました。2ヵ月ほどメイン機として使用した所感をお伝えします。

また型落ちハイエンドスマホからGalaxy A57に乗り換えた、という視点も踏まえてレビューしていきます。

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スペック

本機種のスペックをおさらいします。

また、ハイエンドとの比較という観点から、参考程度にGalaxy S26のスペックも掲載します。

項目Galaxy A57 5GGalaxy S26
WiFi802.11a/b/g/n/ac/ax
2.4GHz+5GHz+6GHz
802.11a/b/g/n/ac/ax/be 2.4GHz+5GHz+6GHz
Bluetooth6.06.0
ディスプレイ6.7インチ Super AMOLED Plus6.3インチ Dynamic AMOLED 2X
リフレッシュレート120Hz120Hz
解像度1080 x 2340 (FHD+)2340 x 1080 (FHD+)
寸法161.5 x 76.8 x 6.9 mm149.6 x 71.7 x 7.2 mm
重量179g167g
プロセッサSamsung Exynos 1680
(2.91GHz, 2.60GHz, 1.95GHz)
Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy
(4.74GHz, 3.6GHz)
メモリ8GB12GB
ストレージ128GB256GB / 512GB
バッテリー容量5,000mAh4,300hAh
リアカメラ①超広角 12MP
②広角 50MP
マクロ 5MP
①超広角 12MP
②広角 50MP
③望遠 10MP (光学3倍)
インカメラ12MP12MP
USB規格USB 2.0USB 3.2 Gen 1
充電有線45W(ワイヤレス非対応有線45W / ワイヤレス15W
生体認証指紋(画面内・光学)/2D顔認証指紋(画面内・超音波)/2D顔認証
価格79,800円~136,400円~
参考:Samsung 1, 2

明確に劣っていると言えそうな項目は赤字としました。

上記表の通り、A57ではコストダウンのために削っている性能がいくつかあります。とはいえ、一般的な使い方では気にならない点も多いため、以下の通り説明します。

  1. Wi-Fi 7(IEEE 802.11be) 非対応
    A57でも対応しているWi-Fi 6E(ax)と比べて最大4.8倍の速度向上が見込めますが、そもそも数万円以上の高額なルータと10Gbps以上の光回線がないと恩恵を受けることはほぼないため、この文章を読んでピンと来ない方は無くても大丈夫です。
    ちなみに6GHz帯(6E)には対応しているので、仮に6GHz帯のWi-Fiが一般化しても快適に使用できます。
  2. プロセッサ(CPU)の性能
    比較についてはパフォーマンスの項目で後述します。
  3. メモリ・ストレージのサイズ
    メモリ、ストレージともに、ゲームさえしなければ基本的に大丈夫です。ただストレージは決して余裕があるとは言えないと思います。
    ゲームをしない場合でも、写真や動画をたくさん撮ったり、ストリーミングサービスでダウンロードを頻繁に行ったりするようであれば、都度ファイルやアプリの整理を行う必要があるかもしれません。
  4. カメラ構成
    マクロカメラの使いどころは本当にないので、A57は実質2眼構成だと思ってください。ズームを多用する方は、大人しくS26やS26 Ultraを選ぶべきでしょう。
    ちなみにA57は10倍ズームまでしか対応していませんが、S26やS26+は30倍、S26 Ultraは100倍まで対応しています。
  5. USB規格
    転送速度がUSB 2.0で480Mbps、USB 3.2 Gen 1(USB 3.0や3.1と同義)で5Gbpsとなっていますが、結論から言うとあんまり性能差を気にしなくても良いです。
    480Mbps以上は数千円を超える高級なUSBケーブルを使用しなければケーブルがボトルネックになり、端末の最高性能を発揮できません。もっと言うと、そもそも大容量データをUSB経由でPCなど他端末に転送する使い方は、大多数のユーザは多くても1回程度でしょう。あっても初回の端末セットアップ時くらいです。
    要するに、USB規格の面でA57を買って後悔することはほぼないと言えます。
  6. ワイヤレス充電非対応
    ハイエンドスマホから乗り換える方は、この点がちょっと不便に感じるかもしれません。
    例えばワイヤレス給電可能なモバイルバッテリーを使用して、ケーブルレスで出先でも充電する、といったようなことはできません。
    ただそこまでのガジェットを持っている方はサブ端末だからと割り切って妥協できるか、ハイエンドを躊躇なく購入すると思います。
    ちなみにワイヤレス充電はできませんが、MagSafeアクセサリ(スマホリングなど)は、マグネット付きケースを装着すれば使用できる場合があります。

スペック表を見る限りは、費用対効果を考慮して取捨選択をしている印象ですが、実機を見てみましょう。

パフォーマンス

AnTuTuやGeekbenchでスコアの計測を行いました。

必ずしもベンチマーク結果が実際のゲーム性能に反映されるとは限りませんが、参考程度にご紹介します。

AnTuTu V11

室温23℃で130万点程度のスコアが出ました。また、冷却有無にかかわらずスコアがほぼ一定でした。

連続でテストしても春の室温であれば数回目でようやく40℃に達するレベルであり、かなり安定している印象を受けました。

また大きく発熱しない割にスコアは100万点を余裕で超えており、ミドルクラスとしては比較的高性能な部類と言えるでしょう。

ちなみに、S26 Ultraの場合は約400万点とほぼ3倍のスコアをつけています。

Geekbench 6

シングルスコアは1300超え、マルチスコアは4400超えでした。

特にマルチスコアだけで言えば、2022年のGalaxy S22シリーズやZ4シリーズ(4000~4100前後)を超える結果が出ています。

8万円で4年落ちのハイエンド級と考えると、悪くないんじゃないでしょうか。

ブダステ
ブダステ

余談ですが、Galaxy A57とS22の発売時価格は下記の通りです。
Galaxy A57:米国549ドル~、国内79,800円~(直販版)
Galaxy S22:米国799ドル~、国内125,030円~(au版)

S22発表当時は日米金利差による急激な円安が発生する直前でしたが、まだ直販モデルが販売されていないため、最安でもキャリア価格が2~3万円ほど上乗せされるのが当たり前でした。
そしてS22米国版は、発売時レートで日本円に換算すると92,284円になります…。
※2022/2/25時点のレート(1ドル115.5円)で計算

ゲーム性能

ミドルクラスの割にはそこそこ動く、というのが所感です。

軽量~中程度の負荷がかかるゲームは基本的に問題なく動作するはずです。
また3Dグラフィックの重いゲームについても、画質を落とせばゲームプレイに支障はない程度に快適です。

ちなみに「学園アイドルマスター」では、グラフィック設定を「高」まで選択可能です。
ただフレームレート60fpsの設定にしても実プレイ上では30~40fpsくらいまで落ちることが多い印象で、個人的には「標準」設定にするか、フレームレート30fps設定にするのが無難ではないかと思いました。

ブダステ
ブダステ

個人的にはグラフィックの重さよりも、オープニング画面を含む各画面遷移でのローディング時間の長さが気になります…。

パフォーマンス総評

ハイエンドからの乗り換えでも、使い方によっては性能面が気にならないくらい快適だと思いました。

SNSやネットブラウジング、コンテンツ鑑賞が主な使い方であれば、必要十分な性能です。
ゲーム性能こそハイエンドには及びませんが、嗜む程度であれば十分な性能を持ち合わせていると言えるでしょう。

時々ロック解除後に0.5秒だけカクつくことを除き、S26 Ultraと併用していても気にならないレベルです。

(ロック解除後のカクつきはOne UI特有の持病なので、A57が悪いというよりはOne UIが重いだけです)

カメラ

静止画性能について、作例をご紹介します。

カメラ総評

昼間の順光やサイド光であれば、ハイエンドと遜色ない撮影が出来るように感じました。

また今回は触れていませんが、動画性能もミドルクラスの割にはフレーム落ちが少なく、手ブレ補正も十分な実用性だと感じました。
価格帯を考えれば健闘していると思います。

ちなみに写りの傾向としては、Galaxy Sシリーズよりもやや暖色寄りです。

ブダステ
ブダステ

GalaxyはSnapdragon搭載モデルだと色温度高め(寒色寄り)、Exynos搭載モデルだと色温度低め(暖色寄り)の作画になる傾向にあります。

スピーカー

スピーカーに関しては、以前使用していたS25よりも良いと感じました。

ハイエンドに引けを取らない低音~高音域のバランスに仕上げられており、内蔵スピーカーでコンテンツを鑑賞するという日常的な利用にも十分応えることができる性能だと思います。

上下のスピーカーで音量の差を感じることもなく、音楽や動画を鑑賞する際にも快適です。

バッテリー

駆動時間の検証

バッテリー持ちはまずまずと言ったところです。

以下実機によるSNS鑑賞、YouTubeによる動画鑑賞、Chromeによるネットブラウジングを行った際の検証結果です。

今回の検証では、100%→20%まで画面ON時間は15時間弱という結果になりました。

低負荷時は最近のSシリーズ上位モデル(PlusやUltra)のほうがバッテリー持ちが良い傾向にあり、5,000mAhの割にはあまり持たないなという印象です。

とはいえゲームしない限り丸一日持つには十分かと思います。
今のところA57の一台だけで外出し、バッテリー切れを起こしたことはありません。

充電速度

充電速度は、45W対応の割に少し遅く感じます。
20%から100%の満充電までで1時間強の所要時間ですが、うち半分(30分)くらいは80~100%の充電に時間をかけている印象です。

80%までは結構早いんですけどね…。

充電器にもよりますが、18Wでは満充電に1時間半もしくはそれ以上かかってしまう可能性があるため、できれば45W以上のUSB PD(PPS)対応充電器を購入することをお勧めします。

ブダステ
ブダステ

ちなみにS25 Ultraも同じような充電速度だったので、S26シリーズ以降を選ばない限り、これ以上の充電速度向上は見込めないと思った方が良いです。

まとめ

今まで使用してきたGalaxy Aシリーズでは最も完成度が高く、かつ高性能だと感じました。

コスパ的には一切文句がなく、世界的なインフレの影響を受けながらも、定価約80,000円で入手できるとても良いスマホです。

数年落ちGalaxy Sシリーズのようなハイエンドから乗り換えても、十分に満足できるのではと思いました。

しかしながら、一般ユーザー目線で評価をすると、対応ケースのバリエーションが非常に少ないことが気になりました。

ネットや家電量販店を見回りましたが、発売から3ヶ月近く経っても非手帳型は黒基調のケースか、透明なケース以外ほとんど選択肢がありません。

ケースで個性を出したい方も少なくないと思いますので、そのような方は他の型落ちSシリーズなどを選んだほうが良いでしょう。

逆に言えば、ケースなしの裸で使いたいという方は非常におすすめです。

本体は薄く軽く、とても美しいデザインですので、所有欲を満たされること間違いなしです。


日本で発売されたGalaxy Aシリーズで最も完成度が高いA57 5G。

メモリ・ストレージ不足や円安の影響により、2026年中に値上げの可能性もありますので、気になった際はなるべく早めに購入することをおすすめします。

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