Galaxy A36 5G 実機レビュー – インフレに対抗するべく選ばれたミドルクラス

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2025年を代表するミドルクラスとなるGalaxy A36 5Gを入手したので、1ヵ月ほど使用してみた所感をレビューします。

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スペック

まずGalaxy A36 5Gのスペックをおさらいします。

スペックは今回購入したUAE版をベースに記述していますが、購入する地域によって多少の変動があるため、より詳しいスペックについては各自でご確認ください。

項目仕様
本体サイズ162.9 x 78.2 x 7.4 mm、重量195g
ディスプレイ6.7インチ Super AMOLED 120Hz
解像度: 1080 x 2340px (FHD+)
輝度: 1200nits
チップセットQualcomm Snapdragon 6 Gen 3 (4nm)
オクタコア (4×2.4 GHz Cortex-A78 & 4×1.8 GHz Cortex-A55)
メモリ / ストレージ6GB / 128GB
8GB / 128GB
8GB / 256GB
※地域により構成の変動あり
OS/ソフトウェアAndroid 15、One UI 7
最大6回のOSアップデート対応
リアカメラ①50MP(f/1.8、OIS、広角)
②8MP(f/2.2、超広角)
③5MP(f/2.4、マクロ)
4K@30fps、1080p@30/60fps
フロントカメラ12MP(f/2.2、広角)
4K@30fps、1080p@30fps
バッテリー5000mAh、45W有線充電
接続性5G、eSIM(一部地域)、Wi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.4、NFC
その他の機能IP67防塵防水、ステレオスピーカー、ディスプレイ内指紋センサー
カラーAwesome Black、Awesome Lime、Awesome Lavender、Awesome Whiteなど
※テーブルはGrok3による生成。信頼できるサイトで確認できた情報のみ抜粋(Samsung.comなどでファクトチェック)。

グローバルではIP67の防水・防塵となっていますが、国内版はもう少し防水・防塵性能が強化(IP68)されます。

筆者はETORENにて、51,000円ほど(本体46,000円、送料・手数料5,000円)で8GB/128GBモデルのAwesome Limeを購入しました。

ちなみに国内版は6GB/128GBモデルです。

TPUケースの黄ばみが気にならなさそうという理由でこのカラーにしました。背面のテカテカを除けば悪くないです。

パフォーマンス

続いて実機でベンチマークやパフォーマンスを調査しました。

AnTuTu V10

AnTuTuスコアは平均62〜63万点でした。

数値自体はやや低めですが、結果のブレは少ないです。ミドルクラスらしく安定している印象です。

Geekbench 5

Geekbench 5のCPUスコアはシングル約800点、マルチ約2,800点程度でした。

Geekbench 6

Geekbench 6のCPUスコアはシングル約1,000点、マルチ約2,900点でした。

ゲームプレイ時の体感

負荷の高い学園アイドルマスターでゲームプレイ時の体感を調査しました。

結論から述べると、画質を下げれば大きな支障なくプレイできました。
ただし「標準」以下の設定にしなければ、60fpsでのプレイは現実的ではありません。そのほか、全体的に読み込みがやや遅いです。

安定して60fpsでのプレイをしたい場合は、適宜「簡易」の設定を入れるなどし、カスタマイズしたほうがよさそうです。

ちなみにハイエンドほどではありませんが、ミドルクラスの割に発熱します。室温25℃で30分以上プレイすると、本体温度が38℃以上になることもありました。

パフォーマンスまとめ

あくまでヘビーユーザー視点での評価になるという前提でお話しますが、良く言えばライトユーザーには必要十分、悪く言えば若干の性能不足です。

Spalsragon 6シリーズなので、まあこんなもんだと思います。

最大6世代のOSアップデートが謳われていますが、アップデート保証が終わる前に性能不足で乗り換える羽目になりそうです。

ちなみに、普段使いは少々発熱する印象です。性能があまり高くないのもあり、平均CPU稼働率は高そうです。

また、発熱に伴いパフォーマンスも低下します。そのため長時間使用すると、より一層モッサリした動作になることもありました。

ミドルクラスですが、発熱には気を付けた方が良さそうです。

カメラ

カメラ性能をチェックします。

静止画

以下作例の一部です。

過去ミドルクラスGalaxyのような、彩度マシマシな塗り絵の傾向はやや薄れた印象です。

最近のGalaxyは彩度が控えめになりつつあるので、そのトレンドを抑えていると思われます。

ズームは2~3倍程度であればそれなりに使えます。望遠レンズを搭載していないので、その点を踏まえると十分な性能だと思います。

カメラ総評

メインカメラ自体はそれなりに撮影できます。

しかし、逆に言えばメイン以外のカメラは性能が低く、あまり実用的ではありません。実質的な1眼構成であり、良くも悪くもミドルクラスといったところです。

内側のカメラも例に漏れず、あまり良くありません。プライバシーの都合で作例を掲載できませんが、過去モデル同様に物理的な性能が低いと言わざるを得ません。

センサーサイズの影響か取り込む光量が足りず、自撮りを行うと不健康な顔色になってしまいます。

とはいえ、インカメラをほとんど使わないのであれば問題はないでしょう。

スピーカー

個人的にスピーカーは高評価です。

非常に良いというわけではないのですが、ミドルクラスの割には十分すぎる性能だと思います。低音は強くないものの全体的にバランスが良く、偏りはあまり感じません。

音量が極端に小さいといったこともなく、内蔵スピーカーで音楽鑑賞も快適にできました。

以下サンプル音のデータです。

Track: Spektrem – Shine [NCS Release]

Music provided by NoCopyrightSounds.

Watch:    • Spektrem – Shine …  

Free Download / Stream: https://ncs.io/Shine

バッテリー持ち

Chromeでのブラウジング、XでのSNS鑑賞、YouTubeによる動画鑑賞などをメインとして使用したバッテリー持ちを調査しました。

実際に計測したところ、100%→20%の使用で画面ON時間は12時間36分でした。

ミドルクラスとしては標準的なバッテリー持ちだと思います。

ゲームをしなければ1日で使い切るのが難しいレベルなので、個人的に不満はありません。

ちなみに過去のミドルクラスGalaxyと比較して進化しているかと言われると微妙です。あまり変わらないと思います。

良いポイント

本体の質感が良い

まず、ミドルクラスの割に質感が良いです。

側面は指紋がつきにくい非光沢加工となっており、触り心地も良いです。また本体そのものが薄く軽いため、サイズの割に手に取りやすいです。

筆者はあまり手が大きくなく成人女性の平均サイズくらいなのですが、片手でも操作できました。

個人的に質感の良さはかなり高評価です。

ディスプレイの品質が良い

ベゼルは太すぎず、直写日光下でもかなり視認性が高いです。当然ながら画質も良く、暗所で発生しやすい色ムラも特に確認できませんでした。

5万円のスマホにも関わらず、ディスプレイの品質は非常に良いと感じました。

他社の同価格帯よりもディスプレイにコストをかけているのかもしれませんが、真相は不明です。ちなみにディスプレイがサムスン自社製造なのかも執筆時点で不明です。

約5万円から購入できる

この端末を購入するユーザーで最も多い理由だと思います。

それなりに高品質なGalaxyを50,000円程度で購入できるという点は、非常に大きな利点と言えるでしょう。

昨年のGalaxy A55 5Gよりもワンランク性能が下がりましたが、A55 5Gの定価が約70,000〜77,000円だったことを考えると、むしろコスパが良くなったような気もします。

また、本モデルはサムスン直販モデルが販売されます。

通信事業者の縛りなく購入できるミドルクラスGalaxyはまだまだ少ないので、ユーザーにとっても貴重な存在と言えるでしょう。

惜しいポイント

背面のカラー加工が安っぽい

オーロラ加工?と言うのでしょうか。虹色に反射する本体背面の加工は、個人的に安っぽいと感じました。
別にこのモデルに限ったことではなくGalaxy Aシリーズではよくある加工なのですが、これによって質感の良さを台無しにしているように感じました。

あまりギラギラしていないブラックを購入するか、非透明ケースを装着することで、一応安っぽさを誤魔化す軽減させることは可能です。。

好みの問題ではあるのですが、ブラック以外でもギラギラしていないカラーを展開してほしいと思いました。

※2025/6/30追記

日本未発売のGalaxy A56 5Gにはこのようなギラギラ加工はなく、落ち着いたカラー展開となっています。本当に惜しいですね。

ロック解除時は特に重い

これもA36 5Gに限った話ではなくミドルクラスGalaxyあるあるなのですが、特にロック解除した直後の動作が非常に重いです。

酷いときは指紋センサーに指を触れてから2~3秒ほどフリーズします。対処法は特になく、ただ性能が低いだけのようなので、我慢するしかなさそうです。

これが耐えられない人は、お金を出して高性能なモデルを買うべきだと思いました。

まとめ

S25 Ultraをメインで使用しているのでボロクソに言ってしまいましたが、以前Galaxy A34 5GA53 5Gを購入した時よりも、不満点は減っているように感じました。

性能さえ妥協できれば、メインスマホとしても、サブスマホとしても選択肢になりうると思います。

個人的には結構満足しています。飽きるまで予備で持っておくか、国内版を買い直す予定です。


ちなみに筆者は先行レビューするためだけに海外版を購入しましたが、A36 5Gに限ってはそんなことをする必要が全くありません。

サムスン電子ジャパンは直販モデルを用意してくれていますので、是非サムスンで購入してください。

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