【PR】このレビューはGoogle広告により収益を得ています。
こんにちは。台湾に語学留学中のヤハウェスティックです。
11月末に台湾に渡り、海外ローミングや現地のSIMを利用してみたので、実際に使ってみたレポートをまとめています。
今回は台湾第2のキャリアである台湾大哥大のプリペイドSIMを購入する方法と使用感のレポートです。
ahamoと楽天の海外ローミングの使用感については以前投稿した記事をご覧ください。
注意事項
あくまで筆者が実践したり店員さんから聞いたりした情報を元にした記事となります。プランや購入時の条件などは随時変更される可能性があるため、渡航時は必ずご自身でも最新の情報を確認してください。
またプリペイドSIMを使用する場合は、渡航前に端末のSIMロックを解除する必要があります。
なお通信品質は使用する端末や環境によっても変化します。あくまで参考程度にご覧ください。
長期滞在者におすすめの通信手段は?
まずは、日本人が台湾を訪れた際に想定される主な通信手段とその特徴を列挙します。
日本の契約SIMで国際ローミング
この方法は最も手軽です。近年では通常の契約プランに国際ローミングが含まれていることもあり、比較的お得に利用できます。
ただし速度や通信量に制約が多く、通信が不安定になりがちです。また仕組み上どうしても応答速度が遅くなってしまうので、遅いと感じることが多いかもしれません。
プリペイドSIM(短期)
空港などで販売されている訪台外国人向けのプリペイドSIMです。現地のSIMカードのため、国際ローミングと比べて通信品質は良好です。
ただし短期間滞在する観光客向けの製品となっているため、長いものでも30日程度の有効期限しかなく、容量のチャージも有効期限の延長もできません。
プリペイドSIM(長期)
市中のショップなどで販売されている、有効期限が長いプリペイドSIMです。SIMカード自体の有効期限は180日ですが、チャージすれば有効期限も延長されます。
入手難易度は上記のものと比べてやや高いですが、台湾への留学や台湾勤務となった長期滞在者などにオススメの選択肢です。
現地でポストペイド契約
日本国籍を有した者としては、今回挙げた選択肢の中で最も難易度が高いものとなっています。
キャリアによって対応が若干異なる可能性はありますが、連帯保証人や居留証といったものが必要だったりするようです。留学生であれば留学のエージェントに依頼すると契約できないこともないようですが、非常にハードルが高いと言えるでしょう。
結論
短期滞在の旅行客であれば空港で買うプリペイドSIMや、ahamoなどの海外ローミングで十分です。
一方、長期滞在者にとっては購入が比較的容易で期限をいくらでも延長できる、市中で買うプリペイドSIMが最も適しています。ショップでSIMを買うまでのつなぎとしては旅行者同様ローミング利用か空港で短期間のSIMを買って使うのがよいでしょう。
筆者は今回、台湾到着直後はahamoのローミング利用でしのぎ、その後市中のキャリアショップでプリペイドSIMを購入しました。
台湾の主なキャリア
台湾には5つの通信事業者が存在しますが、大手3社である
- 中華電信
- 台湾大哥大
- 遠傳電信
から選んでおけば間違いないと思います。
今回は台湾大哥大の60日間60GB(購入時点では12GBから増量中)で使用可能な5Gのプラン「計量999型」をチョイス。価格は999ニュー台湾ドル(購入時のレートで約4500円)でした。
他にも4Gのみ対応のものや通信容量無制限のものなど、様々なプランが用意されています。ただし5G契約から4G契約に戻すことはできません。
最大手の中華電信は5Gのプランも似たような価格と容量でしたが、プランの有効期限が30日と半分だったため、今回は敢えて台湾大哥大を選択しました。
購入方法
ショップでのSIM購入に必要なものはパスポートと代金だけです。
店の玄関に立っていた店員さんに台湾大哥大のホームページを見せてプランを指差しすればすぐに伝わり、カウンターまで案内されました。プランの種類はかなり多いですが、ホームページを開いて自分が必要なものを指差し注文すればスムーズかと思います。
担当してくれた店員さんは英語が話せたので、中国語初心者の筆者でも手続きはスムーズに進みました。
パスポートを提示すると顔写真のページとビザ、入国スタンプのページのコピーを取られました。
なお日本人は観光目的であればノービザ入国が可能ですが、この場合に市中でプリペイドSIMを購入できるかは不明です。
手続きの中で「台湾の電話番号は持っているか」ときかれました。今回はSIMの購入が初めてだったため当然台湾の電話番号はありませんが、その時滞在していたホテルの電話番号でも良いと言われたので、それを伝えました。
10分ほど待ち、通信の確認を行った後、サインをして代金を支払いました。手続き自体はすんなりと済みました。
何故か電話番号が端末上で表示されませんが、プリペイドSIMの番号は非表示になる仕様のようです。購入時の書類には番号が記載されているので、とりあえずスマホにメモしておきました。
使用感
使用端末は台湾版のGalaxy A53 5G(SM-A5360)です。
台湾大哥大を使用しての感想は、一言で言うと「普通に快適」です。
外では常に5Gを掴んでおり、TwitterやInstagramの読み込みも少しだけ待つ印象はありますが、遅すぎてストレスを感じるというほどではありません。
驚くことに、地下鉄内の駅間を走行中でも5Gを掴んでいます。日本の地下鉄で5Gを掴むことはまずありませんので、これは一番感動したポイントです。
スピードテストもしてみました。地上の建物の外で数回試したところ、いずれも5Gを掴んでおり、速度も下り100~300Mbps台と十分高速です。
地下鉄走行時も測ってみましたが、下り20Mbpsと速度は流石にあまり出ないようでした。
一方で建物の内側にある窓がない部屋、アパート群の半地下部分、地下にある店舗などでは4Gの接続になったり、圏外になったりすることがあります。
総括すると、特殊な環境でない限りは十分快適といった感じです。
まとめ
台湾での身分証を持たない留学生でもプリペイドSIMの購入は比較的容易で、通信品質も十分でした。
今回紹介した方法は”知る人ぞ知る”といった感じで、更に新型コロナウイルスの影響で台湾に渡航する人がほぼいない状況が続いたこともあり、新しい情報はあまり出回っていませんでしたので、役に立てば幸いです。
コメント