2月にグローバル発表されたGalaxy S22シリーズ。
日本向けのモデルはグローバルより数か月遅れての展開になる見込みですが、間もなくの公式発表なのか、各種認証にて動きが見られるようになりつつあります。
先日、米国のFCC認証でS22シリーズとみられるモデルが通過したため、簡単にまとめます。
※2022年4月7日追記
日本で公式発表されました。対応バンドがほぼ確定したので、加筆修正しています。
FCC認証では共通ハードウェアとして通過
従来通りの法則では、au版とドコモ版は「同一のハードウェア」として本認証を通過します。以下FCC記載の対応バンドです。
※太字は日本の通信事業者で執筆現在運用されているバンド
モデル名 | SCG13/SC-51C(S22), SCG14/SC-52C(S22 Ultra) |
3G UMTS | B1(2100), B5(850) |
4G FDD LTE | B1(2100), B3(1800), B4(AWS), B5(850), B7(2600),B12(700), B13(700), B18(800), B19(800), B20(800), B21(1500), B28(700) |
4G TDD LTE | B38(2600), B39(1900), B40(2300), B41(2500), B42(3400) |
5G FDD Sub6 | N1(2100), N3(1800), N28(700) |
5G TDD Sub6 | N41(2500), N77(3700), N78(3500), N79(4500) |
5G TDD mmWave | n257(28000) |
FCCによると、基本モデルであるS22でもミリ波対応となる模様です。
ただしミリ波対応にはコストがかかるため、販売価格が上昇する恐れがあります。情勢も鑑みて、S21シリーズと比較して安価になるとは考えにくいでしょう。
なお同一のハードウェアとしていますが、例年通りであればauとドコモでそれぞれソフトウェアにより対応バンドを絞ります。
よってFCCに通過したバンドが全て利用できるとは限りません。
au版の対応バンド
それぞれの発売開始時点での対応バンドです。
モデル名 | SCG13(S22), SCG14(S22 Ultra) |
3G UMTS | B1(2100), B5(850) |
4G FDD LTE | B1(2100), B3(1800), B5(850), B7(2600),B12(700), B13(700), B18(800), B20(800), B28(700) |
4G TDD LTE | B38(2600), B39(1900), B41(2500), B42(3400) |
5G FDD Sub6 | N3(1800), N28(700) |
5G TDD Sub6 | N41(2500), N77(3700), N78(3500) |
5G TDD mmWave | n257(28000) |
au版では上記の構成になります。
S21シリーズと同様に5G周波数のキャリアアグリゲーションに対応し、最大通信速度は下り4.2Gbps、上り481Mbpsです。
ドコモ版の対応バンド
モデル名 | SC-51C(S22), SC-52C(S22 Ultra) |
3G UMTS | B1(2100), B5(850) |
4G FDD LTE | B1(2100), B3(1800), B4(AWS), B5(850), B7(2600),B12(700), B13(700), B19(800), B21(1500), B28(700) |
4G TDD LTE | B38(2600), B39(1900), B40(2300), B41(2500), B42(3400) |
5G FDD Sub6 | – |
5G TDD Sub6 | N78(3500), N79(4500) |
5G TDD mmWave | n257(28000) |
700MHz帯5Gに関しては発売時点では対応しないようです。近日中にアップデートで対応という形になるでしょう。
今後2GHz帯で5Gが商用化された際は、N1(2100)もソフトウェアアップデートを通じて有効化される可能性が高いです。
最大通信速度は今後のアップデートで下り4.9Gbps、上り1Gbpsに対応します。
S22+は見送り?
S22とS22 Ultraが認証を通過していますが、S22+は見当たりません。
各通信事業者の型番がいずれも前者2機種で連番になっていることから、国内版のS22+が発売される可能性は低いと考えられます。S22+は中間モデルであり、3モデルの中で最も販売台数が少なくなると予想されます。日本では販売しないという判断は妥当でしょう。
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画像:Galaxy(日本)
参考
FCC
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