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韓国キャリアKT、サムスンと共同で同国初となる5G SA構成のサービスを商用化

5G

2021年7月15日、サムスンはKTネットワークにて韓国で初となる「真の5G」と呼ばれる5G SA構成のサービスを開始したと発表しました。

対応する機種であれば既存のNSA構成の4Gネットワークと併せて、デュアルモードとして両方のネットワークを利用することができるようになります。

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まずはGalaxy S20シリーズが対応

5Gの電波が単独で動作する”SA構成の5G“に対応するには、基本的にソフトウェアのアップデートが必要となるようです。

まずはGalaxy S20/S20+/S20 Ultraに提供されるとのことで、少なくともKT版はこれに対応すると思われます。

なおSA構成の5Gは既存のNSA構成の5Gと比べて電力効率が高く、バッテリー駆動時間が最大で1時間程度伸びるとSamMobileが報じています。

近い将来、ソフトウェアのアップデートによりGalaxy S21シリーズでもSA構成に対応するでしょう。

他キャリアは”パケ詰まり”対策に慎重か

一方でSK TelecomおよびLG U+の他韓国キャリア2社はSA構成の導入に対して慎重なようです。

現在韓国ではこれら大手3社が5Gを商用化していますが、いずれも3.5GHz帯となるn78のみでの提供となっています。KTおよびSK Telecomは最大100MHz幅、LG U+は最大80MHz幅で運用されています。

いずれも周波数が高く、電波が弱いところでは上り通信が基地局に届かなくなる所謂”パケ詰まり“が発生しやすくなります。これが発生してしまうとパケットは接続し直すまではほとんど流れなくなってしまうため、ユーザー体験が著しく低下してしまいます。また、適切な制御を行わないと接続し直しても再びパケ詰まりが生じてしまいます。

画像はドコモ5Gの所謂”パケ詰まり”時のもの

SA構成の5Gでは現状3.5GHz帯のみを使用するということで、上記2社はこれらの問題を解決しようとKTよりも慎重になっているのかもしれません。

またSK TelecomなどではSA構成となると通信速度が既存のNSA構成と比べて低下するため、SA構成と同じく5Gコアネットワークを利用し5Gの電波で制御を行いつつ、従来の5G同様LTEも絡めて通信するNSA Option 4構成の導入も検討しているとの事です。

韓国は転用5Gとミリ波の整備が課題

韓国では28GHz帯(ミリ波)と3.7GHz帯の割り当ておよび検討はされているものの、商用化が未定です。これらの商用化も必要なほか、そのうち既存の4Gで利用されている周波数も転用し、全ての周波数を5Gで利用できるようにしなければならない時が来るでしょう。

既存の3.5GHz帯では韓国全域で5Gを展開するということが非常に難しく、屋内や郊外向けに安定しやすい1GHz未満の低い周波数での5G展開が今後必要になってくるはずです。

しかしながら韓国は日本よりもかなりエリア展開が進んでおり、5G先進国といえる国でもあります。今後の5G展開に注目です。

ソース Samsung,SamMobile

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